八拾五


ガシャァァァン!!









いきなり窓が壊され妖怪が侵入して来たのだが
虫の居所の悪い4人は
妖怪に一気に八つ当たり









「フン
バカらしい
元はと言えばあのバカが勝手な行動しやがったのが原因じゃねぇか」


「同感ですね」


「何かムッチャクチャ腹立って来たんだけど俺」


「私も」









一気に妖怪をたたみかけ
悟浄を見つけて










ブッ殺す!









急ぎジープを飛ばして森に戻ると
入り口がない程に木々が生い茂っていた


たかが3、4日で入り口がない程鬱蒼とする筈もないと
悟空は勢い良く森に入ると
勢い良く出て来た









「…あれ?」









また勢い良く入ると
勢い良く出た









「あっれぇー!?」


「もういい」


「なるほど
これは結界ですね」








森にはあの神様が結界を張り
侵入を拒んでいる様子だった



そんな中結界を破る方法が1つ
悟空なら出来ると言い出した









「〜〜〜〜何だよコレ!?」








下着1丁姿の悟空の全身には真言をビッシリと描かれた








「何で俺なんだよ!?」


「三蔵じゃなきゃ真言は書けませんし
僕だと身体が大きくて書きづらいし
惷香は女性を下着姿に出来ませんからね」








怒りの矛先を結界を破る媒介に向け悟空は結界の中へと消えると 無事結界を破った







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