弐拾弐


「なぁなぁ惷香は今夜ここに泊まるの?」


「え、ええ
ごめんなさい
お邪魔しちゃって…」


「全くだな」









三蔵はメガネを掛け 新聞を広げながら言う








「三蔵!そんな言い方はねーだろ!?
多い方が楽しいんだしさッ」


「まぁ俺は女の子は大歓迎なんだけどな」







また悟浄はすかさず惷香の肩に腕を回し
髪を掻き上げる








「まぁまぁ落ち着いて下さい
料理が出来るまで大人しくしていて下さいね」









八戒が手を洗ってタオルで拭きながら奥の部屋から戻って来た








「あ、じゃあ私手伝います」








すかさず惷香が立候補する

この3人に板挟みされるのも疲れるのが本音だ








「えっと じゃあお願いしますね」








そうこうして2人で宿屋の台所を借り
料理をする事となった








.

[ 25/201 ]

[*prev] [next#]
[目次]
[栞挟]
書物一覧に戻る



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -