蛇寮談話室にて。/レギュセブ…?
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どたどたどた

騒がしく談話室に転がってきたのはセブルス・スネイプ。
はあはあと息を荒げて伸びているスネイプを、エイブリーとマルシベールはお菓子をつまみながら見ていた。

「どうした、スネイプ?」
「あああああ……どうした?どうしただって?貴様よくそんな口が叩けるな!」
「まあまあ、落ち着けって。」
「エイブリー、口を挟まないでくれ。」
「何だよ?俺に用?」

またひとつ菓子をつまむ。
エイブリーは二人を見比べてことの成り行きを見守っていた。

「お前の…お前のせいでリリーに…エバンズに嫌われた……」
「エバンズ?あぁ、グリフィンドールの。」
「あの子がどうかしたのか?」
「どうしたもこうしたもない!お前らエバンズに嫌われてるんだ!」
「おぉ…そうか。」
「僕いっつも君らと居るだろ、だから同じだと思われてる…。」
「同じ?」
「邪悪!邪悪って言った…リリーが…僕のことを…邪悪………」
「邪悪ねぇ……。」
「スネイプ?そう気を落とすなよ。」
「気を落とすなよって……落とすしか無いだろ……」
「何でそんなに落ち込んでんだ?」
「………はぁぁ…」
「だからマルシベールは。」
「…え?は?なんだよ、なんだよ?」

かつかつ

「あぁ!先輩何いじめてるすか!」
「「いじめてない。」」
「あーあ、セブルス先輩泣いてるじゃないすかぁ」
「泣いて…ない…」
「いや、めっちゃ泣いてるでしょ。あ、一つください。」
「はいよ」
「あざぁす。で、何してたんすか?」
「スネイプが愛しのエバンズさんに嫌われたんだとさ。」
「お前らの所為だ!」
「あらら。じゃあウチに嫁にきてくださいよ。」
「断固拒否する。」
「あーらら」
「振られたな、ブラック」
「何でっすか!!家柄超イイっすよ!?」
「ブラックの姓など滅んでしまえ…」
「ひでぇ!先輩ひでぇ!!」
「お前じゃない。お前の兄貴が嫌いなんだ!」
「じゃあ俺が先輩んとこに嫁に行きますね。」
「は?」
「がんばって生みますから!先輩の子!」
「さて、風呂いくか。」
「俺も行くぜエイブリー。」
「さあ先輩!愛の誓いをしましょう!」
「まてエイブリー!マルシベール!どこへいく!助けろ!!」
「じゃあな、スネイプ。」
「ちゃんとゴムつけろよブラック」
「了解っす!」
「やめろ談話室だぞこら貴様ネクタイに手をかけるなベストに手を入れるなボタンを外すなぁ!!」「だいじょぶっす。やさしくしますから。」


おわれ



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