きっと君が好き/スコアル
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「お前ポッター家なんだろ?」

スリザリンの談話室で宿題(てんこ盛りなのは言うまでもないだろう。)をやっていたら、隣にスコーピウスが座り、言った。

「うん。そうだよ」
「何でスリザリンにいるんだよ?」
「何でって?」
「だって、普通ポッターってグリフィンドールじゃないのか?」

そうなのかな?
ポッター家は、昔はとっても有名で、名のある名家だったようだ。
でも今はお父さんと僕達しかポッターは居ない。
だから昔のことはよくしらなかった。

「うーん…僕ね、もともとグリフィンドールに入りたかったんだ。でもね、何でかスリザリンに入っちゃった。」

スコーピウスが怪訝そうな顔でこちらを見てくる。

「組み分け帽はね、一応選ばせてくれたんだよ!スリザリンに入るか、グリフィンドールに入るか。」
「なのにスリザリンを選んだのか?」
「うん。何でだろうね。きっと僕は、セブルスって人が気になったんだと思う。」
「セブルスって、前校長の?」
「うん。それで…それを組み分け帽は感じて、スリザリンにしたんだろうね。」
「したんだろうねって…お前、嫌じゃないのか?グリフィンドールがよかったんだろ?」

まるで人事のように話す僕に疑問を抱いて、スコーピウスは聞いてくる。

「うーん…。でも今は嫌じゃないよ。」
「何で?」
「何でって………君がいるからかな?」

それっきりスコーピウスは固まって、質問してこなかった。



「君がスリザリンになったから、僕も入りたくなった。」

その言葉を言うのはまだ早い。


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お読みくださりありがとうございました!
スコアルです。
蠍孫鹿です。
スコアルです。

スコアルは、どちらを受けにすべきか攻めにすべきかめちゃくちゃ悩みました。
私の中でハリドラ、ハリセブ、ドラセブなので、どちらの血を貰おうかな、と。



よし、あえてマルフォイのツンデレ攻めにしよう。
と意外性で選びました。
受け受けしい攻めでごめんなさい…!!


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