赤い騎士 | ナノ



06







特にすることがない、…?

あー、



「そうだ、少し電話をかけるぞ
気にしなくていい」



返事を待たずに携帯を取出し、始めに綱吉。



「Ciao! ボス
報告はじめるよ」

『相変わらず勝手だな、ウィル』



イタリア語での会話。

ま、頭のいい御曹司なら理解しているだろうが。



「最初は十三人だった
内二人はラペスコファミリーと名乗る端くれ
その他、小規模マフィア、ジャパニーズ、チャイニーズ」

『予想以上の数だな
さすがウィルだ、仕事が早い』



上司に誉められるほど嬉しいことはない。

ま、仕事だから通り名のウィルで呼ばれるのが気に入らないが。



「ボス、弾と新しいヤツが欲しいな
同じ型ね、M1911A1の」

『分かった、』



愛銃、久しぶりに腕がなって楽しかった。



『そうだ、部屋にデザートイーグルが置いてあったけど』

「部屋入ったの?ボスのへんたーい
護衛だからいらないと思って置いてったけどさ
………やっぱりいるかも」



M1911A1が愛銃、デザートイーグルが第二の愛銃。

久しぶりに二丁拳銃スタイルいきますか。



『ん、じゃあおつかれ』



特に何も言わずに切った綱吉。

疲れとか、気を遣ってくれたんだろう、綱吉なりに。

ん、やっぱ視線感じる。



「…どうした」

「………随分と仕事のようだな」

「生憎私は銃と自分磨きにしか、興味がないんでね」










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