赤い騎士 | ナノ



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M1911A1とデザートイーグルを地面に向かって放ち、その反動を利用して空中へと
移動した。

そのまま、トレイズへと弾丸を放つ。



―――――カキン、!



続けて弾丸を打ち続けるも、器用に回避したり

鎌で跳ね返したりと

さっきまでのヤツとは、まるで別人のような

素早い、動きをし始めた。

それがまた、闘い慣れたマフィアのような

テクニックが感じられる動きなのだから、驚いた。



よく見れば、ブーツからは嵐の炎が吹き出ていて。

Fシューズ(フレイムシューズ)に似てるな。

なるほど、それで動きが速くなったのか。



うん?

嵐の炎だと?



もしかして…



「嵐属性のダークサイズに、霧の炎をコーティングしてるのか」

「ありゃ、もうばれちゃったのかあ
ざーんねーん」



ヤツは先程までとは違い、にひひっと怪しげな笑いを一つも零さない。


トレイズは、隼人が使うSISTEMA C.A.I.のように、

異なる属性の炎を組み合わせて闘う戦術を使うらしい。

この戦術は、普通の人間とは違い、沢山の属性の炎が体内に流れていることと

炎の属性を理解して使い分けることが出来なければ行えない。



こいつ、ちょっとは頭がいいみたいだな。










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