赤い騎士 | ナノ



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あれから念入りに毎日メンテナンスを行い、出来るだけ有人から離れないように動いた。

藍色の刺客が現われてから五日経った。

ヤツは、まだ動いてないようだ。

綱吉に依頼し、この間届いた資料には、可能性があるファミリーの一覧が載っていた。

一度目を通した。

違う、私の本能が感じた。

結構当たるんだよ、これが。

綱吉のブラッド・オブ・ボンゴレ、超直感なみに。

感じた通りに綱吉に伝えれば、俺も、と返ってきた。



「ぉ、おい! 聞いてるのか、ディル!」

「ん? ロンゴロンゴ文字の話だったっけ?」



大分心を許してくれたのか、有人と話す時間が増えた気がする。

ちょっとからかってやれば、軽く睨みが飛んできた。

蛙もびびる、蛇睨み。

残念、私は蛇より恐いものを知ってるからな、効かないんだよ。

例えば了平さんのつくる料理とか。

この間なんかピッツァとか言って、小麦粉の固まり出されたしな。



「ふざけてるのか! リュカをどうにか、し、ろ…っ!」



リュカに有人を頼み、シャワーを浴びて戻ってくると

有人はリュカに押し倒され、襲われていた。

あれ、おとなしい子だったはずなんだけどな。

有人の顔はびっしょり、汗とリュカの唾で濡れている。

リュカは、相当有人を気に入ったようだ。











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