赤い騎士 | ナノ



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昼休憩後、教室へ帰り席に着いた有人を確認し

綱吉へ、急用を伝えた。

藍色の髪をした読唇術を使いこなす刺客、

情報屋への捜査依頼を頼み、とりあえず見張りを再開した。

ヤツの気配は覚えた、もう大丈夫。



「…何をしよう、」



有人は放課後は部活動があるため、フィールドの外で

マネージャー達と喋りながら見張り。

いこーる暇。

暇な時間には、弾詰まり等をしないように、念には念を。

武器のメンテナンスや軽く運動をするのがベストなんだけど、そんな人前で堂々と出来るわけが無い。

それに、円堂青年が懲りずに話し掛けてくる。



「あの、ディルさんって呼んでいいですか?」



キラキラと目を輝かせ、ノートパソコンを片手に話し掛けてくる小さなマネージャー。



「好きに呼んでいい
えっと、春奈…でいいかな」

「はい!」



一年の音無春奈、マックスがやかましの間違いだよ、と説明してくれた気がする。

そんな私達を静かに見ている二年、雷門夏未と

一生懸命に応援をする二年、木野秋。

この三人が、マネージャー。

なんて、乙女なんだ。










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