最近、一之瀬くんと話をすることが多くなった気がする。
きっかけは、多分席替えで一之瀬くんと席が隣になって、たまたまサッカーの事で話が合ったからだと思う。
よく授業中に、先生の目を盗んでサッカーの話をしたり。
そうして、一之瀬くんと仲良くなっていったんだ。
そして、最終的に、わたしは、恋に落ちた。
一之瀬くんと話しているだけで心拍数がものすごく上昇して、胸の鼓動が、まるで、マグロの様に止まらなくなる。
顔が真っ赤になって、何時も頬が熱い。
それは、わたしだけであって、一之瀬くんは普通に話している。
何だか凄く悲しかった。
「あ、なまえ!ちょっと来て。」
色々と思い耽っていると、一之瀬くんの声が聞こえた。
「?何?一之瀬くん。」
言われた通りに一之瀬くんの方へ向かう。
「…」
息を吸う音が聞こえた。
そして、
「俺、一之瀬 一哉は、なまえを愛しています!」
大きな声で叫んだかと思うと、それだけ、とだけ言って教室から出て行った。
状況が、理解出来なかった。
教室中の視線がわたしに向けられていて、何時からいたのか、隣で親友達が、なまえやるじゃん、とか、なまえ羨ましいー、とか、そんな言葉が、左耳から右耳へと受け流される。
「凄いね一之瀬くん。教室で、それもみんながいる前で堂々と告白できるんだもん。」
どこからかそんな声が聞こえた。
告白、その言葉に、漸く状況が理解できた。
告白されたのだ。
あの、一之瀬くんに。
わたしの初恋の人、一之瀬くんにだ。
信じられなかった。
初恋は実らないと言われているし、モテる一之瀬くんが、わたしを好きになってくれるなんて、絶対にありえないと思っていたから。
凄く、凄く嬉しかった。
クラスメート達の視線が恥ずかしかったけれど、両思いだった事の嬉しさに少しにやけつつ、残りの授業を受けたのであった。
大胆な告白(い、一之瀬くん!わ、私も好き!)(本当に!?じゃあ俺達両思いだね!)(これからよろしくね、一之瀬くん)(一哉って呼んでよ)(か、かかかか一哉、くん…)
(よくできました!)(…なあ、俺達忘れられてないか?)(そうだなー。まあいいじゃん!練習しよーぜ!)(いいのかよ…)
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杏さまへ4000hitキリリク夢!
一之瀬の甘夢という事で書かせていただきました!
杏さまのみお持ち帰りOKです!
それでは4000hit踏んでいただきありがとうございました!
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かっこよすぎて鼻血が(ォィ
ありがとうございます!!
なんかもらってばかりですみません。
杏
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