TRIO!! | ナノ
「今日風が冷たいや」
「なんか今日春一番が吹くんだって」
なんてはるとぴなこが、話している。
今日の双子座１位。
今日の天気春１番。
つまり皆が俺に伝えようとしてることは、ただひとつ！
女の子のパンチラ！
しかも モ ロ 見 え ！
風でスカートが舞い上がったときに、前を手をで塞ぐけど、後ろは見放題っていう…ね！
ほんと双子座に生んでくれた、おふくろに大感謝！
「むふふふふ〜」
「翔キモいよパンツはぁはぁとか引くから」
「翔気持ち悪いけど、僕は引かないよ。 ただ白い目で翔を見ちゃうけど」
「ち、ちがう！ キモくない！ 男の夢！ なぁはる？」
はるに白い目で見られたああ…。
「ちらって見える白いパンツが燃えるのに…！」
「今どきそんなの無いよ」
「とかなんとか言って、ぴなこも白パンなんだろ？」
「は、ばかじゃないの」
ぴなこからの辛口コメントが降るなかで、ぶわわっと風が吹いた。
ぴなこのザマァとか思って、舞い上がるスカートの中の秘密の花園を見ようと視線を落としてみた。
パンツパン･･･ツ？
「わあお」
「ひな･･･もっと女の子な声にしなよ。おっさんみたいだよ」
あれ？
「えーだってさー」
そんなまさか…
「ハーフパンツはいてるから安心だもん」
「俺の夢ぇえええええ！」
スカートの中に花園はない
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