嵐と無理矢理今どきぶりたい話。
2019/02/07

嵐が来年末に活動休止することは、
もはや知らない人の方が珍しいくらいに周知の事実だろう。

私なんかを含め、そこまでファンじゃないけど
嵐のことは好きだという人も多いように思う。
なんというか、5人とも全く嫌味がないよね。

大野くんはドラマ『世界で一番難しい恋』の社長役が
凄く良くて好きだし、
今知ったけど誕生日が真斗先生の1日前で、
それだけで無条件に好きの部類に入る。

松潤は花男の道明寺役がハマり役で
眉毛が太さとカッコよさを
両立させる稀有なイケメンだと思っている。

二宮くんはよく知らないが、何事にも
無頓着そうで親近感がある。
櫻井くんはMCも堂々としているし
知的で真面目なイメージがある。
相葉くんも動物番組とムヒのイメージがある。


思ったより良いコメントが浮かばなかったが、
個々のメンバーが個性を発揮していて
素敵だというよりは、
5人で楽しそうに頑張っている姿が
お茶の間に好意的に映っているんだろうと思っている。

なぜ私が嵐の話を書こうとしたかというと、
とある曲、『Monster』がここ数日耳から離れないから。
この歌は2010年リリースの
大野くんのドラマ『怪物くん』の主題歌だ。
ぱっと見、イロモノ位置の曲かと思うじゃないですか。
でもサビのコード進行がやばいのだ。
リリース当時にも、
この曲のサビは何か惹きこまれるものがあるなぁ
と思っていたが、最近ニュース等でこの曲がよく流れるので
耳を澄ませてよく聴いてみたら、
和音が変な動きをしていることに気づいた。

「僕の記憶〜」ふんふん
「が〜」ここ

上記の箇所でエッ?て思うや否や、あれよあれよと
自然でメロディアスな流れでしっくりいってしまう。
そして

「見かけじゃなくて心を抱いて」

ここは歌のメロディーは前半と全く一緒なのだが、
コードは違うのだ。切なさ増しで切り込んでくる。

正直いってこの曲はバラードになっても
エモさ全開で聴けると思う。
あぁ、エモいを無理矢理入れてみたかった感が
バレてしまうけど、とにかくこのメロディだけで勝負できる。

国民的アイドルグループの曲なので、
そこに豪華なコーラスが乗り、
ピアノやストリングスのドラマティックさが加わり、
小気味よいダンスドラムが曲を彩るのだけれど、
アカペラ一本でも凄く良い歌に聞こえると思う。

ついでにモンスターっていうタイトルも
いろいろ想像できて楽しい。
頭にポケットつけたら脳内でポケモンのPVが
容易に展開できる。


私が嵐の曲をあまり知らないだけで、
彼らの代表曲や評価の高い曲はもっと他にもあるのだろう。
タイトルがすぐに出てこないが、
「ラキラキベイベ仕事はラストのおーまいぶー」
みたいな曲のBメロ部分
「いつも同じメンバーで〜」から
サビに行くまでのメロディも好きだ。

とにかく、嵐の曲といえばに当てはまる曲は
他の作品だろうと思っていたら、先日のテレビ番組で
「世代別。嵐の好きな曲ベスト5」なる特集が
目に入った。
見ていると、『Monster』がランクインしている。
詳しくは覚えていないが、確か50〜60代で2位だった。

ちょっと世代が上なのは置いといて、自分以外にも
この曲を挙げる人が多いという事実に驚いた。
そして、胸を張って言ってよいのだと思った。
この曲のサビの2発目のコードがエモい!と。


そんな事を考えていたら、
嵐に限らず音楽を聴くのが楽しくなった。
最近は童謡やEテレの曲ばかり聞いたり歌ったりしていたので
自分目線の好きな曲を探すのが楽しくなった。
いや、もちろん子供向けの曲も素晴らしくハマるのがたくさんあるのだが。
(トゲトゲシンデレラ、ぼよよん行進曲、
冬の娘リッカロッカ、パペピプロマンチック)

このモンスターのサビを聴いたときのような
脳に電流が流れるような体験をまた、したい!
音楽を探そうとSpotify(ストリーミングアプリ)に手が伸びる。

嵐にありがとうと言いたい。
最後まで健康で頑張って、
たくさん休んでリフレッシュしてほしい。



最近ガツンと後頭部を殴られるような衝撃が走ったのは
キトリの『羅針鳥』という曲。
決して激しい曲ではなく、
冬の朝に曇る窓ガラスに指でこすった
その隙間から見る景色のような、
極めて儚い世界を連想させる曲なのだが、
サビを聴いたとたん、うーわナニコレ!やば!
と。

いや、違う、うーわナニコレ!エモ!エモぴ!
とまぁそんな感じなのである。




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