「はぁ?」
真剣な顔してなにを言い出すのかと思ったら…、おばけだぁ?
けどさつきは、真剣な顔のまましゃべり出した。
「いやね、誰もいないのにボールの弾む音がしたりするらしいよ。目撃者も結構居るから間違いないよ!」
「ボールの弾む音なんて、誰かが練習してりゃ当たり前だろ」
「だから誰もいないっていってんじゃん!青峰くんのアホ!」
んだよ。でもゆーれいなんているわけねーだろ。
「嘘じゃないから!本当なんだからね!!」
「あー、はいはい」
「もう!大ちゃんなんて知らない!ガングロクロスケ!!」
さつきはそういってどこかへ走っていった。
さつきは嘘じゃないといったが、やっぱり信じられねーな。
まあ、行ってみればわかるか。
そうしてオレは第4体育館へ向かった。
そこでオレは影の薄い天使に会うことになるのだが、
このときのオレは、バスケのことしか頭になかった。