俺はバスケが好きだ。
だから練習だって沢山したい。
でも、総勢100人を超える帝光中だと、かなり練習場所が限られてくる。
だから俺は第4体育館で練習することにした。
俺はロードワークと基礎練習が終わり、個人練習になったとき、第4体育館へと足を動かした。
しかしその途中で、
「あれ?青峰君どこ行くの?」
「あ?なんだよさつきかよ」
「私で悪かったですねー!大ちゃんのバカ!!」
めんどくさいのに捕まったな。
こいつは桃井さつき。
1軍マネージャーで、俺の幼なじみだ。
「まあいいか、それよりどこ行くの?」
「あ?第4体育館だよ。そこ以外どこも人多くて練習出来ねーんだよ」
「えーーーーーーーーーーー!!」
「うおぅ!?びっくりした、急になんだよ」
急に叫ぶなよな、びっくりしただろーがよ。
しかしなんで急に叫んだんだ?
「やめときなよ!」
「あ?なんでだよ?」
意味わかんねー
「いやね、あそこ…
おばけでるらしいよ?」