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「くううぅぅrrrrrrrrろこっちいいぃぃぃ!今日2人で帰らないッスか!?」

「黄瀬うっせぇ!つーか、テツは俺と一緒に2人でマジバに行くんだよ!」

「く、黒子!昨日言ったオススメの本だが、今日一緒に2人で買いに行ってやってもいいのだよ!」

「黒ち〜ん今日2人でお菓子買いに行こ〜」

「黒子、今日は俺と2人でまっすぐ帰ろう」

「………………(解せぬ)」


上でなにやら喋ってる野郎共は、今をときめくキセキの世代と呼ばれる人たちだ。

誰もが羨み、敬愛し、憧憬する天才集団。
それがキセキの世代だ。

しかし僕は、そんなキセキに憧れている皆様に言いたい。

キセキは本当は変態でモーホーなstkなんですよー!!とね。

そして何故かその中心にいる僕。

本当に解せぬ。


(どうしてこうなってしまったのでしょう?)


ことの発端は数週間前まで遡る。



**************



ある日、僕はいつも通り普通に第4体育館で練習をしていた。

いつも通り誰もいない体育館で。


しかし、その日はいつもとは違うことが起きた。


ガラ


扉が開く音がして誰かが入ってきた。

僕は珍しいなと思いながらも、たまにここに来る人はいるので彼もそうなのだろうと思い、特に気にしていなかった。


「なんだよ、だれもいねーじゃん」


そう言いながら入ってきたのは、キセキの世代エースの青峰大輝だった。


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