一人語り

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そうそう、昨日、不思議な体験をしまして。

こんなに寝れなかった日
は久しぶりですよ。

よくわからない夢で…

水が飲みたくなって起きたんですが、結局
飲まないまま布団を頭までかぶってしまいました。

せっかくですし…聞きますか?

かなりびっくりしましたよ。

意味がわかった瞬間、背筋がゾッとしました


いきなりですが…

聞きますか?

突っ立っているとしんどいので、座って話しましょうか。

くっつきたかったらどうぞ。

さて、少しの間お付き合いください。

昨日の夢の
話です…

仕事を終えた僕は死んだように眠っていました。

だから夢を見るまでに至ったんだと思いますが…

景色がおかしかったんですよ



そこには真っ白で何もなかったんです。

ここだけでも不思議
に思いますよね?

あ、でも立ってるって感覚はありましたね。

下には何もなくて、でも確かに地面
を踏んでいる感覚が。

ふと思ったんです。

見渡してみても何もない、自分がいるだけ。

いつかは覚めるのだから、楽しもうと思ったんです。

れっきとした人間ですよ、僕は。

ただの人間です。

時に、あなたはこれから用事があるんですか?

急にすみません。

あなたが先ほどから時間を気にしていらっしゃるので。

何か用事があれば、短縮してお話しますが。

ただ時間が気になっただけ…と。

はぁ…それならいいですけど。

もし話を短くしてほしかったら言ってくださいね。

どこまで話しましたか……

れっきとした人間ですよ、僕は…というところでしたね。

何をどう感じたら僕が人外にみえるんですか。

いえ、怒っているわけではないんですよ










これで話は終わりです。

僕が経験したのはここまでですから。

ここから先、どうするかは言わなくても大丈夫ですよね。

この先は僕の話をよーく思い出して頑張ってください。

わからない?

では話の始めをよくお読みください。

まぁ、もう手遅れですけど………

え、僕の正体ですか…?

そうですねー…

はっきりしたことは言えませんが…

『夢』に迷い込んだ人に真実を告げるもの……とでも言っておきましょう。

ここは『夢』でもないですけど……

いえ、こちらの話です。


ではでは……





































「もう会うこともないでしょう。安らかにお眠りください、葛さん……」












一人語り









ホラー謎解き小説第二弾です
今回も謎が解けないとコメントをくだされば、解答を用意します

私の自己満足小説なので、むっちゃわかりにくいと思います…
すいません……


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