背景

本来は一番最初に描くべき項目です。

背景の情景でキャラの色や雰囲気を決めるべきなのですが、今回は今のこの時までなんにも考えていませんでした。あわよくばなんか柄の一つでも描けばいいやとか思ってた。

でも、友に「描けよオラ」と脅されたのと、ちょうどキャラを塗るのにも飽きてきたため、仕方なく背景を描く事にしました。

メイキングにはあるまじき怠惰。こういう適当な感じがダメなんだと思う。

とりあえず二喬の様子からなんとなく窓っぽいのがいいなあと思ったので、いまさらテーマを【窓際にいる二人】と決め、背景を描いていきます。
今回はシムピの中に中華っぽいデザイン窓があって、過去にそれをキャプって保存していたので参考にしました。

何気ないものを、いつか使うかもと写真に撮っておくといいと思う。思わぬ資料や素材になります。




そんなこんなで窓枠と柱を描きます。
一番下にあるであろう肌レイヤーより下に新規レイヤーを作り、それを背景線画レイヤーにします。描き終えたら人物線画の時にもやった【輝度を透明度に変換】

いつも人物と背景の線画のレイヤーは別にします。背景線画は最終的には消すか極薄にして背景となじませてしまうのであってないようなものです。




柱とその周囲から塗っていきます。
背景線画レイヤーの下に新規レイヤーを作成し、ベースの色を塗ります。




ベースレイヤーの上に新規レイヤー、それをクリッピングして影を塗ります。背景も基本的には人物と塗り方は変わりません。

人物などで落ちる影は後ほど描き足すので今は背景のみの影を描きます。
光源を意識しないとおかしなことになるのでそこだけは気をつけて。




影レイヤーの上に新規レイヤー【オーバーレイ】を作成。柱や窓枠の日のあたる部分と反射光を加えます。
日の光が暖色系なのに対し、反射光(右)は寒色系にした方が空気感が出る気がします。




なんとなく寂しかったので窓の向こうに枝らしき何かを描き足しました。

ほとんど隠れてしまうのと、あまり濃くリアルにごりごり描いてしまうとメインを邪魔するのであえて【画材効果】【水彩境界】で毛筆っぽく。




空気感を出すために新規レイヤー【オーバーレイ】でうっすら青くしました。




ぽんぽんとピンクの花を描いていく。

窓枠も塗りました。これはなんなら柱と同じレイヤーでも大丈夫。




一番上に再び新規レイヤー【オーバーレイ】を作成し、全体的に日の光を少し強調しました。
窓枠以外の背景線画も消しました。背景の線画は塗り終えた時点で消してしまう事がほとんどです。



見にくいので人物を非表示にしていますが、時々表示してみて背景との違和感がないようにチェックします。
背景の色を人物に混ぜたり人物の色を背景に加える事で、全体が馴染むような気がします。

一通り満足したら、レイヤーは結合してしまいます。



次は人物に戻って小物を塗ります。



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