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馬車が調査兵団の兵舎に前に到着すると、リヴァイはシャオの手を引き早足で自室へと向かった。
扉を開けると二人は縺れるように寝台へと倒れ込む。清潔なシーツが敷かれたベッドの上に、シャオは仰向けに押し倒され、その上に覆い被さるようにしてリヴァイは彼女を組敷いた。
破れるのではないかと心配になる程、強い力でシャオの団服を剥いでいく。シャオは不安げに抵抗を見せるが、非力な彼女ではリヴァイの手を止める事が出来ない。
慣れた手付きで立体機動装置のベルトを外し、服を脱がせ、下着姿にさせたところで、彼女は今にも途切れそうな声で「兵長」と呟いた。
「あの…私…」
「初めてなんだろ?そんな事は解ってる、安心しろ」
「は、はい、こんなことをするのは初めてですし…それに…お風呂もまだ」
ボソボソと小声で呟くシャオを見下ろして嗜虐心が湧くリヴァイは、どうやらサディスティックな嗜好があるようだ。それでもせめて初めては優しくしてやりたいという気持ちが強い。
「そんなに待てねぇ。風呂は諦めろ」
「でも、私、汚いです…!」
「お前の身体に汚ェとこなんて無ぇよ。その証拠に今ここで舐めてみるか?」
ここを、と言ってショーツの上からシャオの秘部に触れると、シャオの身体はビクリと跳ねる。レースがあしらわれた白いシンプルな下着は、シャオの細くしなやかな身体によく似合っていた。日々の訓練の賜物か、引き締まった身体は括れていて、膨らんでいる部分の柔らかさを際立てている。
ふっくらと膨らんだ乳房を下着の上から揉むと、シャオは羞恥で顔を背けた。
「ああ、柔らけぇな、シャオ…」
あのリヴァイが自分の胸を揉み、息を荒げているのを間近で見て、シャオは自然と吐息を弾ませる。お団子に纏めていた髪の毛は乱れ、シャオの頬に一房かかった。
リヴァイは下着の中に指を入れ、ブラジャーを上にずらす。その瞬間形の良い胸が溢れ出て、リヴァイの目の前に桃色の突起が晒される。
「やっ…!」
その光景に愕然としシャオは声を上げるが、リヴァイは気にすることもなく、彼女の乳首に吸い付いた。
「やだっ…兵長、やめてくださいっ…」
ちゅるちゅると舌と歯を使い乳首を甘噛みしていたリヴァイは、シャオの制止の声を聞いて身を起こす。やめてくれるのか、とホッとしたのも束の間、今度はリヴァイが自身の団服を脱ぎ始めた。
一枚一枚衣服を脱ぎ、床に落としていくのをぽかんと見上げていると、シャオの腹の上に跨がったままでリヴァイは独り言のように呟く。
「こんなことをするのは初めて、か…。
なぁ、シャオ」
照明は枕元に灯されたランプだけで、部屋の中は薄暗い。その空間の中で、リヴァイの完成された逞しい身体が露になる。そして一際輝くギラギラと光る獣のような双眸。目と目を合わせたままゆっくりと屈んでくるリヴァイに、シャオは恐怖すら覚える。
「お前が言う、こんなことってのは何だ…?
俺に教えてくれるか?」
額をぴったりとつけ、掠れた声で囁かれると、シャオは泣き出しそうに顔を歪める。リヴァイは口角を上げるだけの笑みを作り、シャオの髪を解いて軽く梳く。そして人差し指でゆっくり乳輪をなぞると、彼女の身体はピクリと反応を見せた。
真綿のように白い肌の上で存在を主張するかのように尖った桃色は厭らしく、リヴァイの雄としての本能を高まらせる。
舌を突き出し見せ付けるようにチロチロと舐めれば、恥ずかしさに耐えきれずシャオはきゅっと目を閉じた。
「あっ…うぅん…」
「気持ちいいか…?」
施される愛撫にではなく、吐息と共に発されるリヴァイの声にシャオは感じた。身体に与えられる快楽は、初めての経験となるシャオには痛いのか擽ったいのか気持ち良いのか、よく解らないのだ。しかし、普段のリヴァイからは想像がつかない程の甘い声はシャオの心を掻き乱すには充分過ぎる程の威力を持っていた。
胸を愛撫していたリヴァイの舌は、徐々に下に下がっていく。ぐいっと強い力で膝の裏を押され、シャオは霰もない格好で秘密の場所をリヴァイの前に晒した。
「きゃっ…!」
まだショーツに隠されているとはいえ、こんな姿をリヴァイに見られているのだと思うとシャオの顔はカアッと赤くなる。
リヴァイは無表情で、下着の上から人差し指で軽く割れ目をなぞる。誰も触れたことのない場所を、リヴァイの指が何度も往復すれば、ショーツは徐々に湿り気を帯びてきた。
シャオは右腕で目を覆い、与えられる未知の刺激に呼吸を乱している。半開きの唇から漏れる吐息を聞き、リヴァイは目を細める。
ーーいっちょまえに感じてやがる…。
ピンと尖った乳頭は卑猥で、リヴァイはごくりと喉を鳴らした。
痛くないように優しくなぞるだけの愛撫を続けていると、いつしか彼女の秘部からは蜜が溢れ、ショーツを濡らした。それを見たリヴァイは指を引っかけショーツを脱がせると、内腿の間に顔を埋めてトロトロと溢れる蜜を啜った。
「やぁん!!」
ジュル、という音と、自分の股間に顔を埋めているリヴァイの姿。その生々しい光景と強すぎる刺激にシャオの目からは雫が伝う。身体をくねらせて快楽に耐えようとシャオは身動ぐが、リヴァイの力で抑えられていては逃げることが出来ない。
リヴァイは舌で執拗に秘部を攻め続ける。
彼女の両足を肩に担ぎ、尖らせた舌で女が感じる部分をつつけば、シャオは甘い嬌声を上げた。
二十歳になったばかりの若い彼女が、一人の女として快楽に溺れていく姿を前に、リヴァイも段々と理性を失っていった。
秘部から顔を離し、解れたそこに指を躊躇うことなく二本突き入れると、中の熱は蠢きリヴァイの指を締め付ける。
「あっ!」
リヴァイの指を受け入れたシャオの身体は強張る。閉じていた目を開け、不安げにリヴァイに視線を寄越す。うっすらと汗をかいた彼女の肌は光を反射して美しい。
顔を近付け感じている表情を眺めながら、リヴァイは丁寧に指を動かし続ける。緩く抽出を繰り返してみたり、かき混ぜてみたり、ザラザラしている部分を撫でてみたり。
「あっ、あっ、あっ…」
指の動きに合わせて声を上げ、シャオは目を細めたり眉をしかめたりしながら、快楽を覚えていく。だらんと足の力が抜ける頃には、シャオのそこはリヴァイの指を三本くわえこんでいた。
辺りにはグチュグチュという水音と、二人の荒い呼吸だけが響いている。
リヴァイの雄の象徴は既に天を仰いでおり、苦しそうに膨張していた。
名残惜しそうに締め付けてくる秘処から指を引き抜くと、リヴァイはフーッと息を吐き、自身の根本に指を添える。
「シャオ」
名前を呼べば虚ろな瞳が此方に向けられた。
返事をする余裕もないシャオにリヴァイは軽く口づけて、囁く。
「しがみついてろ」
なるべく優しい声でそう指示したが、シャオの身体は既に力が入らないようで、細い腕はベッドの上に投げ出されたままだ。リヴァイは彼女の掌に自分の掌を重ね合わせる。
指を絡めると安心したのか、ずっと不安げに揺れていたシャオの瞳の色が変わった。
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