( 6/6)


仰向けに寝転んだシャオの足の間に膝を付き、リヴァイはショーツの両端に指を引っ掛け、それをゆっくりと下げていく。

露になった蜜口から香る匂いに誘われるかの如く、リヴァイは顔を近付ける。

そして蜜を垂らす入口をペロリと舐めた。



「!!」



びくりと跳ねる身体を押さえ付け、何度も何度も舌を這わせる。暫くそれを続けていると、止めどなく愛液が溢れてきて、リヴァイの熱を昂らせた。



「…熱ィ」



独り言を呟き、リヴァイは上着とシャツを徐に脱ぎ捨てる。額からは汗が流れ落ちた。
服を脱いでからすぐにまたシャオの足の間に顔を埋め、リヴァイは丹念に愛撫を続ける。強すぎる刺激と羞恥からか、彼女が何度も足を閉じようとするので、それが出来ないように両腕で固定する。




「…すげぇなシャオ。溢れてくる」




「…ふっ…」




「…泣くなよ。褒めてんだ」




「うぅー…」





恥ずかしさからかシャオは涙を流し始めたが、リヴァイは口での愛撫を止めようとはしない。溢れる蜜をじゅるっと音を立てて啜ると、「あっ!いや、やだぁっ!!」と、シャオはリヴァイの髪を握り締め、泣きながら達した。



ビクビクと痙攣する肢体と呆然とした表情を眺め、リヴァイは天を仰ぐ自身を取り出すと、シャオ、と彼女を一度呼んでから、ゆっくりと挿入する。

彼の熱が肉壁を押し広げる感覚に恍惚とし、シャオは自ら足を広げた。


リヴァイの熱が奥まで届くと、二人は同時に目蓋を落とし、フッと息を吐く。

シャオの膝を掴み、リヴァイはゆっくりと律動を開始する。


パン、パン、と肌と肌がぶつかり合う音が一定の感覚で聞こえ、その卑猥な音色にシャオは眩暈を覚える。堪らず見上げた先のリヴァイは、目を閉じ僅かに唇を開け、快楽に浸っていた。


情事の最中のリヴァイの無防備な顔が、シャオは好きだった。その表情を見るだけで熱に浮かされ、くらくらしてくる。

引き寄せるように腰に足を絡めれば、リヴァイは目を開け、唇を結び、シャオの頭の両脇に手を付く。




「ーーあっ!あん、あっ、あっ…!」




突然早くなった律動にシャオは悲鳴を上げるが、リヴァイは無表情で容赦なく攻め立ててくる。気持ちいい、と彼女の身体は素直に反応し、絶えずに愛液を分泌させ、ズチュズチュという卑猥な水音が鼓膜を打つ。



肉食獣のようなギラギラとした眼でシャオを見据え、リヴァイは繋がったまま彼女の身体を持ち上げると、対面座位の姿勢をとる。そして両手で彼女の尻を掴み、下から思い切り突き上げた。



「〜〜〜っ、」




声も出せずに、シャオはリヴァイの肩を掴み身体を反らせる。しかしそれは一度きりではなく、何度も繰り返された。シャオは意識を手放しそうになったが、リヴァイはそれを許さず、決定的な刺激は与えずに腰の動きを緩める。


身体に力が入らず倒れ込んでくるシャオを抱き止め、リヴァイは一度自身を引き抜いた。

そしてシャオを優しく俯せに寝かせると、髪に軽くキスを落としてから、今度は背後から重なるように挿入した。


ぴったりと重なりあった二人は互いの体温を感じ、安堵の溜め息を吐く。



「んー…」



喘ぐシャオの右手の甲に自身のそれを重ね、左手で彼女の腰を持ち上げる。




「好きなんだろ?後ろから、されんのが」



「うん、んんっ、気持ちいぃ…」



兵長、と譫言のように呟くシャオほ、どうやら自我を失ってしまったらしい。ただ快楽にだらしなく喘ぐだけのシャオを、それでも愛しくて仕方がない。

蜜口から飛沫が上がるほど、激しく突き続ければ、リヴァイも余裕がなくなってくる。



「っ、シャオ、シャオ…?」



絶頂が近いと感じ、気付けばリヴァイは必死にシャオを呼んでいた。




「…っ中に、出したい……ダメか?」




「……、」




掠れた声でリヴァイがそう訴えてきたので、シャオは右頬をベッドにつけたまま視線だけで振り返る。


月の灯りに照らされたリヴァイはとても綺麗で、愛おしくて、彼の姿が視界に入っただけで何故だか泣きたくなった。



ふっと優しく微笑み、シャオが頷いたのを見て、リヴァイは細い腰を両手で引き寄せ、一気に最奥まで貫いた。





「「…………っ!」」






二人が同時に絶頂を迎えた瞬間、シャオの体の中に温かいものが広がった。







PREVNEXT


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -