赤鼻の盛り

私は彼氏であるバギーからの提案で自室にてバラバラ大実験を行っていた。

「早速だけどいつものようにバラバラになって!」
「任せろ!バラバラ!」

バギーは体から頭、腕、腰を切り離した。

「ねぇ、鼻だけバラバラに出来ないの?」
「俺様に不可能はねぇ!見てろよ!…ほらよ、」
「うわ!鼻が無い顔、シュールすぎ!!」
「うるせェ!じゃあこっち見んな!」
「でも鼻は飴玉みたいで美味しそう…」
「っ?!おい!止めろよ…?」
「無理っ!…ペロペロ」
「っ!!」
「うー、美味しくなーい!」
「当たりめェだっ!」
「ペロペロ…」
「っ止めんかクラァ!いい加減にしねェと舐め返すぞ?」
「…やだ」
「あなたのなまえも大人しく舐められろ!おりゃっ!逃げるなァ!」

バギーののし掛かりを交わし、バラバラになっている腰から下を盾にした。

「…バギーって足首細いし毛も薄いから足だけ見ると女の人に見えるよね」
「はァ?俺は男だ!立派なのが付いてんだよ!」
「へぇー…あ、ほんとだ」
「っ!!ちょっ?!握るなァッ!」
「ちょっと…硬くしないでよ」
「仕方ねェだろ!!…いい加減こっち来い」

バギーに手首を捕まれベッドに寝かされる。バラバラだった体は元に戻って私の上に乗り、手首を抑えた。

「バギー…?」
「ぎゃははは!よくも俺様で遊んでくれたなァ?」
「ごめんね…?」
「今更謝っても遅ェよ…っ」
「んっ…」

いきなり唇を塞がれ、驚いているとバギーは口内に舌を入れてきた。

「ん…っんん!」

息が苦しくなりバギーの胸を叩くと仕方なく、と言うように唇を離した。

「っ…ハァ…久しぶりにこんな深いのしたなァ」
「…良い歳して盛ってるなんて」
「あなたのなまえが可愛すぎるのが悪い」
「なっ!…わわっ!」

恥ずかしい台詞を言った後、私の首に顔を埋め痕を残す。

「これであなたのなまえは俺のものだって印が出来たな」
「…馬鹿」
「素直に喜べ」

その瞬間バギーの手が胸を掴み、優しく揉んでいく。

「ん…っやだ…」

シャツと下着を押し上げ、胸の先端を口に含むバギー。

「…可愛いぜ?」

ああ、もうだめだ。大人しくバギーに食べられよう。そう思ったとき部屋の扉が開いた。

「…バギー、何盛ってんだい」

青ざめるバギー。
アルビダ姉さんのお陰で助かった。

「アルビダ姉さーん!!ありがとー!」
「分かったからほら、胸をしまいなさい」
「あ…はーい」
「アルビダァ…何してくれんだよ!!」
「バギー、アンタあなたのなまえを部屋に連れ込んだりして下心満載だね」
「うるせェ!彼氏だから良いんだよ!」
「ごめんね、バギー…私アッチに行くね?」
「ちょっ、あなたのなまえ?!俺のこの抑えきれない欲は何処に吐き出せばいいんだよ?!」
「…一人でヤってな、アタシは先に行ってるよ」
「私も行くね?落ち着いたら来てね!」
「ちょっと!待て!って…行っちまった…」







可愛いヤツ目の前にして盛んねェやつ居ねェだろ!








(悪かったね、邪魔しちゃって)
(ううん、そして焦らして焦らしてバギーを欲求不満にさせちゃうから!)
(この子は…ったく、小悪魔だねぇ)



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