11-1 朝食をいつものように卓袱台で食べていた「今日にしようか」味噌汁の椀を置いてアカギが言った相変わらず突拍子も無い奈良漬けを食べていた水野の目線が上がるなんてことの無い、いつもの光景、様子だ「ええ」ずるずるむしゃむしゃと飯を咀嚼している二人からは、これから殺し合おうという様子は微塵も感じないそういう静けさが二人の共通項だった