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いけいけ朋希君(薔薇埃作戦・朋希×並河) [ 118/196 ]

並河警部補はどうも無防備だ……いっそ無防備すぎるとも言えるくらい。

すぐに他人を信じたり、笑顔を向けたり…
その表情が俺だけが特別ではないと告げるのだ。





「マル六の作業玉…」


だから、彼しか知らないというその人物がどうしても気になった。



マル六は、並河に情報を流すという。
それは大抵の作業玉がすることではあるらしい。だが、マル六は特殊らしい。
重要な、他とは明らかに違う情報を流すがそれに見返りを求めない。半ばボランティアのようなそれを知るのは、並河でなければならないという。





……そこから考えられるのは一つ
朋希の脳裏を一つの考えが走った







『あ…も、やめろっ……』

『いいんですか、警部補?ここはほら――こんなに濡れている』

『…言、うなっ』

『事実を述べただけです。ここは美味しそうに私の指を飲み込んでいきますよ?』

『……んっ…やめ……っ』

『強情ですね――入れますよ?』

『あ……やめろっ…――っ!!』

『……狭い、ですね。もう何年だと思っているんですか?少しは慣れてくださいよ』

『は……あ……無理だっ………抜けっ』

『無理じゃありませんよ。力、抜いてください』

『ん……も…、抜けっての』














「――警部補!!」

「ん? どうした?」


突然叫び出した朋希に、並河が首を傾げる。その仕草すら可愛いと思ってしまう朋希は、もう色々と終っている。



「並河警部補」

「だから何だ――っ!?」



プチプチとシャツの釦を外す。胸元を見るが、赤い痕はない。



「………」

「何だよ」

「……痕は残さない主義かもしれないし…」

「痕?」




マル六がまさか女とは思わない朋希が、並河の身体チェックを始めたのは言うまでもない。




‐end‐


当初私はマル六を男と信じて疑わなかったんですが(そして裏にはこんな関係があると思っていた)
まさか女とはなあ…

ちなみにこれエリートっぽくしてみたんですが。そしたら楯のヨンファにやたら似てる気が(汗)


こんな駄文も好きであります(笑


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