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王(シオン→ライナ独白SSS)
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もしも自分が王でなければ。そうしたらライナを護れただろうか。
シオンは執務室でため息を吐いた。
「……ライナ」
目の前で、攫われた。
いや、いなくなった。自ら、望んで。
「俺のため?」
王でなければ、民なんて考えなければ、彼をとめられただろうか。とどめておくことができただろうか。この腕に。
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