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結局これまで通り(黒バス・緑高) [ 10/196 ]




「真くん」
「…………」
「真様、真たん」
「…………」
「緑間っち、マシンタロー、みどりん」

呼び掛けるというよりは何かを確かめるようにその名前を口にしてはううんと首をひねる高尾を、最初は無視していたが気になって仕方がなくなり、ついに声をかけた。

「…………高尾」
「ん?何?」
「さっきから何なのだ。そのふざけた呼び方は」
「んっとねー別の呼び方ないかなって……あ、あと『緑間』」



ああ、嫌だなと少しだけ思う。
彼が自分を『真ちゃん』と呼ぶのはくすぐったい心地がしてあまり好きではないと思っていた。けれど、今更彼が自分を『緑間』と呼んだとして、それは高尾ではないような気がするのだ。
なんだか離れてしまうような気がして…………否、そういうわけではないが。





「でもさ、やっぱ真ちゃんは真ちゃんがいい」
「……変えないのか」
「うん。みどりまとか言いにくいしさー」
「そうか」





結局これまで通り
(だけど、きっとお互いに特別な呼び方)



‐END‐
緑高が好きです
でも、あんまり見つけられません
なんでだ!

ということで書いたものの……2人とも偽者でしたすみません



2009.05.08


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