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くだらない冗談みたいに繰り返す(黒バス・黒火) [ 9/196 ]



その人が好きだと思う。
何事にも真っ直ぐな所だとか。笑顔が可愛い所だとか。バスケが好きなところ。沢山食べるときの、口いっぱいに物を頬張る様子。
その人の一挙一動、全てが好きだと思う。

だからその人の影になろうと思った。
その人の愛するバスケと共に在りたいと、思った。




「……というのが僕がバスケを頑張ろうと思った理由です」
「ふーん」
「(気付いてない…)」


思った以上に鈍い火神君はこんなにもあからさまな僕の気持ちに気付かない。
別に、いいですよ。1度の告白で上手くいくなんて思ってませんから。

僕の気持ちが火神君に伝わる前に、彼の気持ちが僕に傾くように。


今はただ、




くだらない冗談みたいに繰り返す
(けれどこれは紛れも無い本物の気持ち)




‐END‐


黒子は真っ黒子様であればいいと思っていますが、何故か今回は純粋な子になってしまいました。
残念





2009.05.07

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