台風の被害、皆様大丈夫でしょうか。
わたしの住む地域も範囲の内で不安な夜は過ごしましたが、大きな被害は無く通りすぎて行きました。被災された地域の皆様、心からお見舞い申し上げます。まだまだ復旧が大変な地域、不安の残る地域の皆様、どうか無事であることを祈っています。
大震災から以降、家があって大事な人たちと一緒に過ごせること、当たり前じゃないと感じることが世の中増えてきましたね。沢山の方に、心細い時に寄り添える人がいることを願っています。
企画に甲斐くん後編をアップいたしました!不安な時に、ほんの少しでもあたたかい気持ちになれる、そんな大袈裟ではなくてもちょっとでも楽しい気持ちになれるお手伝いが出来ていれば幸いです。
お話の内容について追記にいこうと思ってたんですが今回はこんなタイミングであることを踏まえて表にて。長くなりますごめんなさい!
今回の甲斐くん、本編はいつかのmemoに書きましたが自分の体験談がほんの少し入っています。わたしも高校時代は憧れの部活に所属するためだけに高校を選び、必死に受験勉強をし、部活に青春全てを捧げたような高校生でした。大人になってから当時の仲間が母校の副顧問になり(公立だったので偶然のすごいことです。)、遊びに行った際に現役の子たちの練習に励む様子や仲間が指導者をしている姿を見て、込み上げたものをお話にちょっとだけ取り入れたのが「君のいる景色を覚えてる」でした。
今回の続編も、同じようにほんの少しだけ今の時代の「家庭」に対する思いを込めています。
核家族が今では当たり前になりましたね。わたしは実は甲斐家と同じように、実家が代々商売をしていて、祖父母はもちろん、商店街付き合いやお客様が出入りする環境で育ちました。わたしは人で溢れる我が家に、友達を呼ぶことがとても好きでした。両親だけでなく祖父母が自分の友達を自分と同じように可愛がってくれて、友達もわたしの家族を慕ってくれることがとても嬉しかった思い出があります。あの頃遊んだ友達は、今でもわたしの家族の話をよくしてくれます。近所の人たちとは、今でも「おばさんこんにちはー!」とノックもせずに扉を開けて、物を貰ったりあげたりします。大人になったのに、未だに小中学生の頃のような可愛がり方をしてくれます。自分の家族に何かあった時、本当に心強いです。自分たちの家を建てたい、両親とは別に暮らしたいというのが当たり前になった世の中ですが、子供たちにとって(もちろん自分自身にとっても)、人付き合いや人情や人の手というような、所謂人のあたたかさみたいなものに囲まれて暮らすことも、もっと大事にされていいんじゃないかなと思うことがあります。地元に愛された、自分を大人に育ててくれた家で、自分の子供たちが自分(や旦那さん)の家族に囲まれて育っていく幸せも、考えられてもいいのになと思います。口でどんな風に言っても簡単なことじゃないですよね。それも分かってます。それでもこの災害大国日本で、孤立することを自ら選ばなくてもいいんじゃないかと思ったりもします。決してマイホームを持って親戚と離れて暮らす家族を否定しているわけではありません…!新しい家族を持って新しい場所で新しい生活を始める、それもとても素晴らしいことです。
なるべく沢山の人が、家族との「暮らし」の中に、寂しさや孤独が少しでも無くなっていくことを願っています。(何様すぎて本当にすみませ、!)
甲斐くんはこんなちょっと熱苦しい想いで仕上げたので、本当は5周年の日付を過ぎてから、もしくは他の赤也と#Andanteを先にアップしてから締めで甲斐くん後編を、とも考えたりしたのですが、赤也と#Andanteの完成にまだ時間に不安がある(笑)のと、やはりこのタイミングで上げたいなと思いアップと合わせてmemoを書きました。本当にこんな長々となってしまい、最後まで読んでくださった方がいましたら本当にありがとうございます( ´ ;∀; ` )
とは言え甲斐くん続編、(わたしの作品傾向に多めな、笑)ヘビーなものになったわけではありません!(笑)キュンとしていただけるように頑張りました(* ´ ∀ ` )何やかんや書きましたが楽しんでいただけたら嬉しいです!