第2位



第2位:燕寿(パラディノワール)
得票数:109票 / コメント数:6
コメント:
「凄く面白いです!ぜひもっと読みたいです」
「彼の行動の理由が謎なのでそこら辺ぜひ!」
「攻め視点の心情や執着の理由が気になります!!ヤンデレっぽそうです」
「執着策士攻め…おいしいですもぐもぐ」
「燕寿たちのもっと掘り下がった話が読みたいです。甘甘でもいいのですが、まだ彼らにそんな雰囲気は流れなさそう。」
「燕寿視点の続編が読みたいです。」


燕寿:「……」
迦眩:「……」
(凄く距離を取っている。二、三メートルくらい)
燕寿:「…おい」
迦眩:「ひっ!」
燕寿:「…はぁ…。―――夏渟の花護、正朱旗主家倫、燕寿と申す」
迦眩:「…夏渟のー、南央県の−、迦眩ですー」
燕寿:「そんなところから叫んだところで聞こえやしないだろう。(めっちゃ手招き)…ほら、隣に来い」
迦眩:(「誰が行くかよ変態阿呆鬼畜」)
燕寿:「かくら」
迦眩:(「滅びろ!」)
(燕寿、深々溜息。立ち上がって移動、それから悲鳴)
燕寿:「全く、世話の焼ける奴だ…」
迦眩:「離せって言ってる!」
燕寿:「…そんな口を利いてただで済むと思っているのか?」
迦眩:「…ッ!」
(途端に大人しくなる相手に、燕寿はさらに溜息)
燕寿:「…ハァ。まあ、いい。ほら、発言を譲ってやる」
迦眩:(「譲られたってなー…。つか、早く帰りたい」)
燕寿:「……」
迦眩:「つうか、背後で腕組まれて凝視されてたら、しゃべれるもんもしゃべれないんですけど?!」
燕寿:「気の所為だ。気にするな」
迦眩:(「…こいつ時々言葉使いオカシイよな…。内外で使い分けてるっぽいし。あーやだやだ」)
   「…えーと、どれどれ…。……いや、あいつの心情とか執着ぶりとかどうでもいい上、むしろそれ開陳されると酷い目に遭うのは俺って感じがするんですけど」
燕寿:「…どうした」
迦眩:「うお!顔近けーんだよ!このヤンデレ策士!!」
燕寿:「やんでれ…?はどうでもいいけど、俺は別に策なんか張ってねえし。お前が勝手にホイホイ引っかかってきただけだろうが」
迦眩:(「…ほらきた」)
燕寿:「現状にけちをつけるくらいなら、せめて俺を利用して妹を守る手立てでも考えたらどうだ?それすら出来ないか。できそこない」
迦眩:「―――!」
(ばちん、と何かを引っぱたく音)
迦眩:「テメーに言われなくても考えとるわ!骨の髄までしゃぶりつくしてやるから覚悟しろ!」
燕寿:「…そうしてくれ。ああ、しゃぶるのなら、骨じゃなく」
(耳元で何事か囁く。迦眩は真っ赤になって飛び退る)
迦眩:「どエロ変態花護!二度と顔見せんな!呪われてあれ!」
(そして退場)
燕寿:「…はぁ…。二度とも何も、帰る家は一緒だろうが…。近々、我々の詳細をお話する機会もあろう。―――それでは、いずれ」



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