乱れた吐息と昂ぶる心[3]
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ナマエのスカートを捲り上げ、パンツを奪い取る。
クロッチ部分はすっかりびしょ濡れだった。
それを散乱したプリントの上に投げ捨て、ナマエの両足をデスクの上に乗せさせる。

「や…、せんせ…っ、これいや…!」

いわゆるM字開脚の状態に、ナマエが恥ずかしいと身体を捩る。
だが当然、逃がしてやるほど俺は優しくねえ。

「黙ってろ」

股の間に頭を入れ、閉じられねえように足の付け根を手で押さえる。
そのまま顔を寄せ、デスクにまで零れ落ちるほどの淫液を漏らす秘部に舌を這わせた。

「ひゃあああんっ」

ナマエが悲鳴を上げて身体を仰け反らせる。
太腿を掴み、逃げる身体を押さえ付けた。
卑猥な水音を立てながら、吸っても吸っても溢れてくる蜜を泡立てて蹂躙する。

「や、ああ…っ、ん、あ、あ…っ」

足を大きく開かせ、その間に身体を入れる。
そのまま上体を倒し、赤く腫れ上がった乳首に噛み付く。
倒れないように左手でナマエの背を支え、右手の人差し指を膣の中に突き立てた。
二箇所同時に攻めてやれば、ナマエの嬌声が激しさを増す。
ぬかるんだ中は熱く、俺の指を締め付けた。
何度しても、このきつさは変わらねえ。
俺の指を締め付けようと蠢き、貪欲に快楽を求める。
指をもう一本増やしてやれば、ナマエの背中が大きく撓った。

「ひ、ああっ、あ、だめ……!」

達しそうになったところで、指の動きを止める。
そのまま引き抜けば、襞が物足りなさげにうねった。

「あ……」

急に失われた熱に、ナマエの唇から吐息まじりの声が漏れる。
視線を上げれば、そこにはすっかり快楽に堕ちた顔があった。

「どうしてほしい、」

さっきは、あれで許してやるつもりだった。
だが、乱れたこいつの姿を見ていると、もっと虐めたくなる。
辱めてぐちゃぐちゃになるまで溶かして、全て奪いたくなる。

「言わねえならこれで終いだ。授業でもなんでも行って来りゃあいい」

分かっていて、言っている。
一度火のついたこいつはもう、その熱を解放せずにはいられねえ、と。

「土方せんせ…っ、なか、に、入れて下さい…っ。先生の、おっきいの、早く……ほし、いの…っ」


……ああ、畜生。

結局、最後の最後で追い詰められんのは俺の方だってのか。

「くそ…っ、煽りやがって…!」

てめえで言わせといて、結局それは跳ね返ってくる。
年相応の明るい笑顔も、拗ねたように頬を膨らませる姿も、怯えたように竦む身体も。
全てを捨てて、どんな女よりも妖艶に求めてきやがる。
そして俺は、その言葉に陥落する。

「責任は取ってもらうぞ」

ナマエをデスクから引き摺り下ろし、身体を反転させた。
上体をデスクに押し付け、腰を掴んで尻を高く掲げさせる。
手早くベルトを外してスラックスを寛げ、取り出した屹立を捲り上げたスカートの下で尻に押し付けた。
上体を倒して肌蹴たブラウスの脇から手を入れ、後ろから胸を揉みしだく。
乳首を探り当てて擦れば、ナマエの腰が跳ねた。
その度に、欲望が割れ目をなぞる。

「ひ…っ、ああ、…ん、」

両手で乳首を弄り、腰を前後に揺らして敏感になった蕾を熱で刺激する。
捲り上がったスカートの裾から覗く白い尻が震え、もどかしげに零れた蜜が太腿を伝い落ちた。

「せんせ…っ、きて…!」

首を捻って振り向いたナマエが、息も絶え絶えに訴えかけてくる。
半開きになって唾液を零す唇と、涙の跡。
俺の欲望に押し付けられる、濡れそぼった秘部。

「くれてやるよ…!」

お前が欲しかったのは、これだろう。
根本を手で支え、ナマエの中に昂りを押し込んだ。

「ひああ…!あ、あぅ…っ、あ…っ」

一気に全てを埋めれば、ナマエが激しく背中を反らす。
一呼吸も待ってやれずに、屹立を限界まで抜いてからもう一度叩きつけた。

「あああっ、お…っき、いい…っ、」

譫言のように漏らされた言葉に、熱量がぐんと大きくなる。

これ以上煽るな…!

しかしその言葉は、声にならなかった。
歯を食い縛ってねえと、呆気なく出ちまいそうだった。
腹筋に力を入れて込み上げる射精感に耐え、ナマエの腰を両手で掴んで激しく揺さぶる。

「せんせ…っ、だめえ…!…あ、…きもち…い…っ」

漏れた舌打ちは、無意識だった。
このままじゃ持っていかれちまう。
流石にそんなみっともねえ姿を晒すわけにゃいかねえと、一番奥深くに埋めた状態で腰を止める。

「…は、……あん…っ」

ナマエは甘い吐息を零し、背中を揺らめかせた。
一瞬、動きを止めた熱に焦れて自ら腰を振ったのかと思った。
だが、そうじゃなかった。
ナマエは上半身を揺らし、身体をデスクに押し付けていた。
こいつは、胸をデスクに擦り付けて刺激を拾ってやがる。
そう気付いた瞬間、動いてもねえってのに欲望が暴発しそうになった。

くそ…っ、なんだってんだお前は…!

普段は、いかにも清楚な女子生徒で。
何も知らないような、無垢な笑顔を浮かべているのに。
こうして俺の前でだけ見せる痴態は、あまりに卑猥で壮絶な色気を孕んでいる。
今後俺はここで仕事をする度に、今日のナマエの痴態を思い出すんだろう。

我慢出来なくなってこんなところで一人で慰める羽目になったらどうしてくれんだこの馬鹿野郎!

限界まで怒張した屹立を引き摺り出し、抜ける寸前で押し込んだ。
絡み付いてくる襞に、全てを奪われる。
余裕も、理性も、何もかも。
こいつが、俺の全てを奪っていく。

「…く、……ぁ…っ」
「あ…あ、ああん…っ、せんせ…っ」

もう、もたねえ。
これ以上は耐えられねえ。

「ナマエ…っ、出すぞ…!」
「…きて…っ、せんせ、…ああ、も…っ、いっちゃ…っ、ああああ…!」

ナマエが凄い勢いで俺を締め付け、果てた。
その刺激に耐え切れず、ギリギリで引き抜いた欲望がナマエのブラウスとスカートの上に飛散する。
荒い呼吸が整いもしねえまま、ぐったりとデスクにへばりついたナマエの身体を反転させて唇を押し付けた。




「…どうしてくれるんですか、これ」

そう言ってナマエが掲げたのは、俺の欲望がべったりとついたブラウスとスカート。
俺の予備のワイシャツ一枚を羽織ったナマエが、部屋の隅にあるソファに座って俺を睨み上げてくる。

「あー……ジャージに着替える、か?」
「今日は体育はありません」

俺の提案は一刀両断。
冷やかな声と共に、ナマエはぐちゃぐちゃになった制服を放り捨てた。

「…………悪かった、」

確かに、出す場所は考えるべきだった。
だがあの瞬間に、そんな余裕なんざなかったんだ。
まさかそんなみっともねえ言い訳が出来るはずもなく、一言謝罪するに留める。
ナマエはそんな俺を見て溜息を吐き、やがて苦笑した。

「もう今日は諦めてここにいます。今から洗って干しておけば、放課後には乾くと思いますし」

ナマエはそう言って立ち上がり、制服を拾い上げた。
そのまま、部屋の隅に備え付けられた給湯スペースに向かう。
シンクと一口コンロがあるだけの、簡易的なものだ。
シンクに制服を突っ込んで水洗いし始める後ろ姿を、火の着いた煙草を咥えながら眺めた。

俺のワイシャツはナマエの身体には当然大きく、肩幅や丈が余っている。
だが、ワンピースと呼ぶには短すぎる。
裾から覗く白い太腿に、熱を吐き出したばかりだってえのに欲情した。

どうせ一限目はまだあと20分ある。
こいつだって、ここから出て行けるはずもねえ。
だったらもう一度くらい、いいだろう。

吸いかけの煙草を灰皿に押し付け、ナマエの背後に近付いた。

「ナマエ…」

しかし、俺の考えなどお見通しだったのだろう。

「もうしないですからね」

振り向きもせず、ナマエがぴしゃりと撥ね付ける。
その徹底した拒絶に、もう苛立ちは感じなかった。
思わず漏れた苦笑。

「その代わり、コーヒーを淹れますから。ちょっと待ってて下さい」

そう言って、ナマエが振り返る。
そこに、先ほどまでの色っぽさはねえ。
かといって、他の連中に見せるような無邪気な笑顔でもない。
俺だけに見せる、恥ずかしさと嬉しさを綯い交ぜにしたような笑みだった。

「…ああ、頼む」

俺はそう答え、スーツのポケットから再び煙草を取り出した。




乱れた吐息と昂ぶる心
- 全てを奪うお前の言葉 -



あとがき


アテナ様へ

……やりすぎました?! え、これ大丈夫ですか?!
一作目がヒロインちゃん視点だったので、続編は土方先生視点にしてみたのですが。よくよく考えたら、土方さんの語りで進めると言葉が直接的。当たり前ですよね。土方さんの心の声が比喩表現ばっかりだとおかしいですもんね。というわけで、非常に直接的な単語が並んでしまったのですが…あの、苦手でしたら本当にすみません(>_<) その場合は遠慮なく仰って下さい。ヒロインちゃん視点で書き直しますので!!
そして、拙宅では激レアのSな土方さんに仕上がりました!! …これをSと呼ぶ時点で、普段のヘタレっぷりがよく分かる(笑)。一作目の土方さんが非常に強引だったので、そのままそれを引き継いでみました。こんなエッチを書いたのは初めてで、ちょっとドキドキしてます。
お気に召して頂けると良いのですが…。

この度は、素敵なリクエストをありがとうございました(^^) これからも、The Eagleをよろしくお願いします!!




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