世界は鼓動を重ねる[3]
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「ひ、ぅ…っ」

腰の奥に走った、甘い痺れ。
くちゅくちゅと、果実ばかりを撫でられて。
その刺激だけで、身体がしなる。

「もうこんなに濡れてますよ」

一々、嬉しそうな声で報告されて。
羞恥心が煽られていく。

「…あっ、…やぁ…」

スライドする指の動きが、段々と速くなり。
それだけで達してしまう、と思ったその時。
かくん、と耐え切れずに膝が崩れ落ちたところで。
さっと立ち上がったバーニィが、両腕を私の腰に回して抱き留めていた。

「は…っ、ぁ…」

達する直前で寸止めされた身体の熱は、下がることを知らず。
目の前の身体にもたれ掛かって、乱れた呼吸を整えようと必死に息を吸い込む。

「今度はナマエの番ですよ」

頭上から降ってきた声に、意味が分からず顔を上げれば。
差し出された泡だらけのタオル。
どうやらバーニィの身体を洗え、ということらしい。

普段なら、恥ずかしくて絶対に拒否するのだろうけど。
すっかり理性を奪われた思考は、正常に働くことを忘れ。
従順にタオルを受け取って、目の前の身体を擦り始めた。

服の上からでは分かりづらい、引き締まった厚い胸板。
割れた腹筋、細めの腰。
順に辿っていく。

彼の隆起したものは見なかったことにして、そのまましゃがみ込んで脚を洗う。
色白で、だが決して貧弱さは欠片もない。
括れた足首をタオルで撫でながら、はぁ、と息を吐いた。

身体が熱い。
それは多分、湯気だけのせいではない。
寸止めされた熱が、身体中を駆け巡って。
更なる快楽を求めている。
秘部から零れる愛液が、まだ足りないと訴える。

「ナマエ、ここもですよ」

頭上から、バーニィの少し上擦った声がした。
どうやら少しずつ余裕がなくなってきているらしい。

私はバスタブの縁に腰掛けると、彼のものに指を這わせた。
泡だらけの手で、ゆっくりと付根から優しく扱く。

「…は…っ、ナマエ…」

熱い吐息が混じったバーニィの声に、じわりと秘部が疼いた。
裏筋をなぞり、先端を強めに刔り。
もう、バーニィの好きなところは分かっていた。

「あっ、ぁ…」

見上げれば、バーニィの感じきった表情。
双袋まで手を滑らせると、バーニィが強く息を飲む音が聞こえて。

次の瞬間、私の身体は彼に抱き上げられていた。


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