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超高校級のおしおきを開始します

いつもは血色がよくて目を逸らしちゃうほどの満面の笑みを浮かべている顔は、これ以上はないくらいに血の気が失せ、絶望に塗り潰されている。それもそうだよね、だって「お仕置き」されちゃうんだもん!
名前の頭上にある沢山のモノクマ型鉄球。同じく沢山あるボタンを一つ押せば、一つ落下していくという仕様のお仕置きなのです。つまり、名前は自分がいつ死ぬのかという恐怖と戦わないといけないわけ。ぽちっとな。ボタンを押せばまた一つ、彼女の斜め後ろに鉄球が落下していった。衝撃に揺れる地面とは別の理由で、画面の向こうの彼女は震えている。


「ぃ、……っ死にたくないよぉお……っ!!」


ああんもう、サイコーに絶望しちゃってる!ガタガタ震えてボロボロと涙を流し、開いた口からは涎、鼻からは鼻水が垂れて酷い顔ったらありゃしない。でも、それが最高に絶望的でいい……!!この表情を切り取って飾っときたいぐらいだわ!ふと、かつてのクラスメイトである彼女との思い出を振り返る。一緒にご飯食べたり出掛けたり遊んだり話したり勉強したり、友達なんて言葉じゃ言い表せないくらい私は彼女が好きだし、それは向こうも同じはず。もしも記憶を戻してあげて、更に黒幕が私様だって教えてあげたら、彼女は更に絶望してくれたのかしら?

画面に映るクラスメイトの姿。
飽きたからもういいや。バイバイ。




ぷちっ。



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