「ふっは、目が醒めたかい?」
下半身真っ裸でM字開脚で縛られている猿達。
「ぎゃーー!な、何するんだ!」
うっさいな。
喚かないでよ。
「調教」
と言ってやれば口々に止めてくれ、俺は悪くない、何でもする、許してくれ等々ウザかった。
「はぁ?今まで自分達がしてきたことが自分の身に返ってくるだけじゃん。」
デジカメを取り出すと泣き出す猿達。
「大丈夫さ、全世界にネットで君らの勇姿を流してあげるからね。ふっは、今まで蹂躙した女の子みたいに今日からお前らがその手の男の性対象だ!おめでとう!」
パチパチと態とらしいく拍手してやると汁を出して哀願してくる猿達。
「こ、こんな事をして良いと思ってんのかよ!?」
馬鹿一号の喚きに
「えー良くなかったらしないよねえ(笑)君らもヤった道なんだしさー」
一番手はお前ねと告げると
「い、嫌だ!許してくれ!助けてくれたら依頼主を教えてやるから!」
喚きだす。
往生際が悪いな。
組んでいた脚を組み直し猿共に
「別に依頼主なんて最初から判っているつーの。ふっは、君らは神崎メイルの棄て駒なんだからさ。観念すれば?」
私はニヤリと笑った。
ゴム手袋と軟膏を取り出し突っ込む棒に塗りたくる。
超即効性のある媚薬なんだろー?
自分等で試せて良かったねえ♪
ありゃ?突っ込む棒が足りないじゃん!
ま、使い回せば良いよね〜。
あらあら無機質な棒にまで欲情ってお前らはどんだけ節操がないんだい?
一部始終を納めた所で足元で汁まみれになっているリーダー各の猿のポケットを探った。
目的?
携帯に決まってんじゃん!
メールと携帯でやり取りしている神崎と馬鹿達。
最後のメールには山田の恥ずかしい写メを撮って送ってねv
うわっキモッ!
まぁ、神崎だしな。
気絶していた奴等を蹴り起こした。
私は全員が起きたのを確認してから神崎メイルだろう着信履歴の番号に掛け直す。
数コール後に
『ちょっといつまで待たすのよ!ちゃんと山田をヤったんでしょうね?恥ずかしい証拠の写メをネットで公開してあげるんだから早く送らないと残りの成功報酬はないからね!』
と宣った。
馬鹿じゃないか?
迂闊にも程があるだろ〜?
この通話の全てが録音されてるんだよね。
教えないけどさー。
私は携帯に
「やあやあ、神崎メイル!こんにちは♪」
語り掛けてやると
『な、何でアンタが?』
凄く驚いていた。
そんなに驚く事かい?
「君が雇った猿君達のバッチイ映像を○ネットで公開してあげようかなぁ〜って思ったんだけどね、君が今すぐ此処に来て土下座して謝罪するなら許してあげなくもないよ?15分だけ待ってあげるね♪」
神崎の返事を聞かずにプチっと通話を切った。
猿共はガックリと項垂れている。
神崎メイルが此処に来るはずがないからだ。
案の定、約束の時間になっても来ないので
「残念だね。ご主人様に裏切られて可哀想だ…が、君らの勇姿は動画でプロフィールと一緒に流してあげるよ!」
ニッコリと笑い
「神崎メイルがちゃんと君達を助けに来たら良かったのに、ね?」
猿共の怒りが神崎に向いたのを確認してからその場を立ち去った。
あぁ、熱いお風呂でマッタリしたいわ〜。
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