ボンゴレから逃亡中のマリアです。
ロッソファミリーから厄介払いされ、ヤリチン(綱吉)の元婚約者です。
リボーンとレナと俺で、どうしてこんな事になっているのか話し合った。
「私の認識では彼女に会ってからおかしくなったと思います。」
ヤリチン(綱吉)やリボーンの事を知っていたのだ。
トリッパーかもしれない。また、逆ハー補正が発動したのか…熟と考えを纏めていると
「私もマリア様と同じです。マリア様ほどボンゴレ夫人に相応しい方はいらっしゃらないと云うのにボスには失望致しました。リボーン様、ボスはロリコンだったのですか?」
般若を背負うレナに若干引いているリボーン。
「例えドン・ボンゴレがそうだったとしても最早意味の無いことです。追っ手から逃げ切る事を優先しましょう。」
羅刹と化したレナを諌め俺は逃亡続行を訴える。
ついレナとリボーンを巻き込んでしまったが、戦闘能力皆無の俺を守ってくれ!
適当に目ぼしそうな車を見つけ、鍵も射したままだ。ラッキーと心の中で笑った。
俺はレナとリボーンが乗る前に車内を綺麗に掃除する。
ゴミが幾つかでたが、ポイ捨てだ。
環境に優しくないと言われようが、人生が俺に優しくないので無視する。
助手席にリボーン、後部座席にレナを乗せ車を出発させた。
時刻は午後2時。
妊婦VSボンゴレのカーチェイスの幕が上がった。
因みにレナとリボーンが運転すると俺が死ぬので、然り気無く強引に運転席を占領したのが事実だったりする。
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