沈黙の太陽完全版 ifリボーン | ナノ
−SIDE マリア−
俺と綱吉は正式に婚約破棄された。
あの事件から三年の月日が流れ俺の隣にはリボーンがいる。
「ママだっこー」
可愛い盛りの我が子の願いに頬が緩む。
「グリーンもすっかり大きくなったわね。これもリボーンさんのお陰だわ。ありがとう御座います。」
いや、本当に感謝してもしきれないよ!
俺もグリーンもリボーンとレナがいなかったら生きちゃいなかったぜ。
あの世からコンニチハ!だと思うし。
俺はグリーンを構い倒しつつリボーンさんの言葉に相槌を打った。
勿論話は適当に聞き流している。
「そうか…長かったぜ。」
何が長かったんだ??
サッパリ解ってない俺を他所にリボーンさんは何やら良い事があったっぽいような顔をしている。
グリーンの事か?
それとも今までの激動の事だろうか?
まぁ、どっちも長かったかもしれない。
色々とあったよなぁ…
我ながらチキンな性格は変えられなかったが、腕の中で笑っている我が子をボンゴレに盗られなかっただけ良しとしよう。
「そうですね。これから沢山(グリーンが)幸せになれるようにして行きたいですね!?」
グリーンの誕生を一番喜んでくれたのはリボーンだったし、きっと我が子のように成長を見守っているんだろうな!
−SIDE マリア−
マリアと綱吉は正式に婚約破棄された。
あの事件から三年の月日が流れ俺の隣にはマリアがいる。
「ママだっこー」
可愛い盛りのグリーンを見て俺は自然と笑みを浮かべる。
「グリーンもすっかり大きくなったわね。これもリボーンさんのお陰だわ。ありがとう御座います。」
綺麗に微笑むマリアに俺は嬉しくなった。
ダメツナを含め馬鹿共を許す器のデカさに俺はまた惚れたんだ。
仕事と託けてチョクチョク来るダメツナを追い払うのは俺の役目だしな。
ボンゴレとロッソファミリーの同盟は強固足る物になった。
ムカつくのはダメツナがマリアと寄りを戻したいと思っている所だろう。
他にも色々な奴等から言い寄られているみたいだが当の本人はグリーンに掛かりっきりだし、リーシャが上手い事あしらっているようだ。
身辺整理も終わりリーシャよりお許しが出た。
後はマリア本人の意思か…
「そうか…長かったぜ。」
俺の呟きに
「そうですね。これから沢山幸せになれるようにして行きたいですね!?」
マリアの方から人生を歩むパートナーとして認めてくれた。
「あぁ、世界で一番幸せにしてやるぜ。」
マリアと俺とグリーンは三ヵ月後、正式な家族になった。
リーシャを含めロッソファミリーは異様に盛り上がり、ダメツナを含め一部の野郎共は凹んだようだがな。
俺とお前とグリーンの三人では寂しいだろ?
二人目は女の子が良いな。
マリアに似た女の子ならとびっきりの美人になるぜ。
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