-SIDE マリア-
何故か俺は白い教会の前にウェディングドレスを着て立っている。
一体どうしてこうなった?
そして、雲雀恭弥がどうして新郎側に立ってるんだ?
これは、夢だ!
何て悪夢なんだ!
俺が男と結婚?
ムリムリ、絶対に無理。
「マリア、早く行くよ。」
ヒィッ!
軽くホラーが入っているリアルな夢。
そして俺は恐怖で泣いた!
-SIDE 雲雀-
ついに彼女と式を挙げることが出来る。
マリアを巡る水面下の戦いで僕は勝利を治めた。
特に南国果実とマグロには手こずったけどね。
真っ白なウェディングドレスに身を包み、恥ずかしそうに視線をさ迷わせる姿がなんと可愛らしいか!
「マリア、早く行くよ。」
俯いて恥ずかしそうにしているマリアの腕を引く。
式の途中、僕との結婚が嬉しかったのかポロポロと感動の涙を流していた。
今日から君は僕の妻だ。
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