うん、何て云うか無惨?
あぁ、分かっているよ。
一応俺もボンゴレの婚約者候補じゃん?だから適性検査みたいなのを受けないとダメなんだって。
別にさ、もう適正以前の問題だから良いじゃんって思うんだけど向こうも体裁があるから仕方ないよね。
「お前等敵を倒して来い。」
リボーンさんのお言葉で御座いますがな!
えー敵っつっても動く的なんだけどさ。
レナに上着だけ持って貰って、M649通称ボディガードとM640通称レモンスクイザーで的当てする為に撃ったさ。
全部外れちゃったけどね(苦笑)
他の二人の候補者からは嘲笑されたけど、まぁ…俺は悪くない。
「良いのよ、レナ。敵を倒したもの」
はいないんだぜ。だって動く的が敵って認識俺には無いしさ!
はい、悔し紛れの言い訳です。
スンマセン!
ジーっと睨むような眼で見ないで下さい、リボーンさん。
「済みません、リボーンさん。銃器系が一番苦手なんです。」
謝っておく!
銃器に限らず全てにおいて苦手なんだけどね。
よく俺、マフィア世界で生きてこれたよな。
何だか哀れんだような眼で見ないで下さい。すっごく悲しくなるんで!
これで少しはロッソファミリーに返そうとか思ってくれたりして。
俺の才能の無さップリに早く諦めて欲しいなぁと思いつつ溜息を吐いた。
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