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BlackCat [ 4/16 ]

逝かれた身体能力を持つ俺達を追い回す何ちゃらファミリーに対し、俺はハックして何ちゃらファミリーの情報をボンゴレに流してやった。

ケケケケ、殲滅されてしまえと思ったのは言うまでも無い。

案の定、数日後には殲滅されとったけどな。

俺達を追って来る馬鹿がいなくなったので、これでユックリとダラダラ出来る〜などと思っていたが、金が無いことに気付いた。

手元にあるのはパチったPC一台のみである。

そんな俺がした事と言えば

「犬、千種、金が無くなったから仕事すっぞ。」

何でも屋を立ち上げた。

言葉の通り何でもするのが仕事なんだけどねー。

暗殺からベビーシッターまで幅広くこなすぜ。

だって金が無いもん。

二人は

「めんどい」

「えーまたれすかぁ?」

ブーブー文句を言い出した。

「美味しい肉が喰いたくないのか?」

ヤル気のない二人をその気にさせる為に餌をチラつかせる。

あそこでは満足は食事を与えて貰えなかったからな。

肉はご馳走なのだ。

高級食材を買い漁って豪華な食生活をしてたら金が尽きたのだから仕方ないだろー。

働かざる者喰うべからずだ。

俺の言葉に二人の目がギラっと変った。

「「やります(るれす)」」

食に対しての執着心は凄いねえ。

二人に仕事を割り振って俺は、彼等を送り出した。

俺?

決まってんじゃん。

お留守番だよ。

嘘だってば、きちんと仕事してるさ。

PCで裏サイト作ってるんだぜ。

何でも屋って云ってもまだまだ無名だからな。

看板掲げて裏仕事をこなしていこうと思うわけよ。

ちなみに名前は『BlackCat』です。

うん、前世の我が娘がどっぷりとハマッた某漫画ですがな。

考えるのも面倒だったので、そのまま使ったのが現状。

カタカタとキーボードの音を立てて作業していく俺。

犬と千種は肉体労働。

俺は頭脳能動なのさ。

PCで某マフィアのセキュリティソフトを作り上げる事。

まぁ、ウィルスソフトも一緒に作っているけどさ!

だって契約を反故された時には報復しないと気が済まないだろう?

無償労働は性に合わないからな。


P!P!P!


となる電子音にメールボックスを開いた。

依頼のようだ。

メールを開いて読み上げる。

犬や千種がいたら般若がいたと騒ぐぐらいに表情(かお)を歪めていた事だろう。

ポッと出のBlackCatに対し、力量を見極めたかっただけで報酬は前金のみと記載されてあった。

馬鹿にしているのだろうか?

BlackCatの本領を見せてやろうじゃねーか。

俺は三叉槍を持って馬鹿にしてくれたファミリーをフルボッコしにいった。

殲滅?

そんな面倒なことはしねーよ。

ただ、BlackCatに対しての違約金を搾り取りに行くだけさ。

ファミリーが潰れようと俺には関係ないからな。

金を搾り取ったら犬と千種に携帯でも買い与えようかな。

精神世界でチャンネルあわせれば意思疎通も出来るけど、俺が面倒臭いから嫌だ。

まぁ…そんな事よりもBlackCatを馬鹿にした分と違約金の両方を支払って貰うぜ。


後日、そのマフィアは弱体化し一気に潰れたとさ。


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