ダアトにてキムラスカとマルクトの和平の調印が成された。
此処までの道程がこんなに苦労の連続だとは思ってもみなかったよ。
キムラスカは預言に傾倒していると思われがちだが、国を預かる者が預言を鵜呑みにするわけがない。
預言で全てが片付くなら国王なんて用無しだ。
ビア樽と髭はまんまと叔父上や父上を筆頭にその掌で踊らされたわけなのだが、同情の余地はない。
考えてもみなよ。
レプリカといえどルークが二人いる時点で預言から外れているし、被験者イオンことシアンがいる時点で預言は絶対ではないのだ。
しかも惑星預言を暴露したものだから両国の国王は惑星滅亡なんて冗談じゃない!!
と即効手を結びパッセージリングや瘴気問題解決に乗り出したのだ。
どの道このまま行けば外殻大地崩落し魔界へ落ちて瘴気に塗れて人類滅亡の一途を辿ることになる。
髭にオールドラントレプリカ計画やその他諸々をシュザンヌ様を筆頭にして吐かせたらしい。
瘴気やプラネットストームによる大地の液状化についてはシュリダンとディスト、マルクトの譜業に携わる者達で解決の糸口を見つけるだろう。
てーか、ほぼ7割ぐらいは解決していると謂っても過言ではないが…。
私と言えば、外殻大地の降下をするぐらいだ。
パーティはアスランさんとシアン(被験者イオン)、シンク、アリエッタである。
ユリアの子孫であるティアかヴァンは?
と思う人も多いだろうが、その辺は解決済みだ。
ローレライと契約を交わしているので必要はない。
何故ローレライと契約が交わせたのか?
と思う人も多いだろう。
それは私が第二のローレライだからだ。
こうして私は本当の仲間達と一緒に外殻大地の降下の旅に出る事になった。