-SIDE アスラン-
美人で聡明なマリアがカーティス大佐に目を付けられたようです。
流石、馬鹿(陛下)と幼馴染だけありますね。
ほぼ日常と化した陛下とマリアの追いかけっこに溜息を吐いた。
最近、陛下より手加減が無いと文句を言われようと私の可愛い愛猫を追い掛け回す不貞の輩に言われたくありません。
しかも職務放棄している馬鹿にお仕置きするのは当然の事でしょう。
と優しく諭してあげれば何故か部屋の隅で泣いた。
むさ苦しいので止めて下さい。
本日も懲りずに陛下が脱走しくさりやがって、私に何故か連絡が来た。
私にも仕事があるんですよ?
本当に好い加減にして欲しいものです。
が、宮仕えの辛い所で馬鹿(陛下)を回収を優先しなければならない。
しかも本日はカーティス大佐まで居ると云うではありませんか!
マリアがそう簡単にカーティス大佐如きに負けるとは思いませんが、彼女に傷一つでも付けたらどうしてくれましょう?
目撃情報のあった場所に行けばマリアにフルボッコにされたカーティス大佐の姿があった。
流石、私の愛猫です。
しかし、カーティス大佐の暴挙は戴けませんね。
ふと思いついたお仕置きに陛下にお願い(脅)して王命で実行して貰う事にしましょう。
お仕置きの内容ですか?
まぁ、大佐の名誉の為に言っておきしょう。
マルクトに恥を曝しただけです。
首が飛ぶよりも良いでしょう?