アスラン青年から正式な名前を(強制的に)付けられました。
マリア・フリングスです!
あっはっはっは!
古き良き日本人の面影すら無い名前じゃねーかっ!
と泣きながら突っ込みを入れたけどな。
しかも(必死の抵抗虚しく)高価そうな首輪を(強制的に)着けられた。
文字の意味は解らんが、マリア・フリングスと刻印されているのだろう。
そしてキラキラ輝く高価な石にどれだけ金を注ぎ込んだと突っ込みを入れたい。
怠惰人生から一転、黒猫になって日々馬鹿(ピオニー)に追い掛け回されるハードな人生にクラスチェンジした今日この頃、私は生命の危機に瀕している!
見た目もヤバそうなら言動も胡散臭い眼鏡軍人。
そこはかとなく鬼畜臭が漂っているのは気のせいではないはずだ。
睨み合って数分、鬼畜眼鏡は手品の如く槍を出した。
本当にどっから出したんだ?
あぁ、現実逃避したい!
が、此処で逃避したら実験台に直行な予感がした。
きっとコイツが可愛くない方のジェイドだ!
私はピオニーの非常食(ペット)と違って抵抗するぞ!
「ふむ、フラングス少将が連れて来た黒猫ですか…良い実験材料になりそうですねぇ。」
ブンっと突き出された槍を必死に交わす。
実験材料にされてたまるかコンチクショー!
『イグニートプリズン!ホーリーランス!サンダーブレイドー!』
お得意の譜術を連打連打連打するが、相手もさることながらヒョイヒョイと交わして行った。
『ナイトメア』
これで眠ってしまえ鬼畜眼鏡!
ガックリと膝を就いた鬼畜眼鏡に突進して
『ダッリャーー!』
トドメとばかりに首筋にアタックをかまし気絶させた。
『ふふん、私に勝とうなんざ一億とんで千年と101日早いわっ!』
鬼畜眼鏡に勝利した雄たけびを上げながら意気揚々と私はアスラン青年の所へ向った。
今日の昼飯は何だろう?