マルクト騎士になったおっさん
※ガイはキムラスカとの和平に支障を来すため、おっさんの手によって秘密裏に処刑されてます。キムラスカ厳しめ、イオンとアニス、ティアは空気です。



はぁ〜い、おっさんな私です。

超時空ループしているおっさんですが、今回はマルクト騎士になっちゃったの。

身分も良い所のボンボンでねぇ、公爵家の長男なのよ。

おっさん、典型的なマダオだったらみたいでねぇ、コネで試験受けさせて貰っているんだなこれが!!

いやぁ〜ん、おっさんビックリだわぁ。

だって気付いたら試験会場で条件反射で相手を瞬殺しちゃったのよねぇ。

試験管もおっさんを落す事しか頭に無かっただろうに瞬殺しちゃうって予想外だったよね。

うんうん、おっさんだってマダオを騎士にしたくないもの。

でも、おっさんの記憶が戻るのが遅かった事にorz…

瞬殺する前に戻ってくれたら試験を放り出してルー君を助けに行くのに!!

あぁ、ルー君、すぐに迎えに行けないおっさんを許して頂戴(大泣)

しっかし騎士なんてむさ苦しい場所で汗水たらしながら尻を追っかけ回される苦行を味わうのよ?

しかも正騎士になって名を馳せたら肉食獣(貴族令嬢)にロックオン!

あの苦行をもう一度なんてドMな真似したくないの。

だから今回はブービーを狙ったんだけど、何故か配属先は駄眼鏡ジェイド・カーティスがいる第三師団!

おーう、ユリアにローレライよ、おっさんに恨みでもあんのがゴラぁ!!

よりによって無能眼鏡に配属されたらタルタロス襲撃で死亡フラグじゃん。

まぁ、毎回ループしている経験値でレベルカンストしてるから死なないけどねー

仕方ない、駄眼鏡をマトモにするべく調教(教育)するしかないわ!

これもルー君への愛が試されているのねv

おっさん頑張るわ!



おっさん、前回と同じ轍を踏んでしまったようです。

鬼畜眼鏡がドM変態眼鏡にジョブチェンジするとは思ってなかったのよ!?

ホモ街道直進するとは、おっさん一生の不覚!!

何度も何度も転属願いを出したけど却下され、辞表を書けば握り潰され、人身御供のように変態眼鏡ジェイドのお目付け役に抜擢された憐れなおっさんを助けておくれ!

和平の使者は我が弟のカイン・ベル・マルティーニ(に押し付け)、その護衛として第三師団が馬車でキムラスカへ向かうんですぅ。

弟よ、おっさんの貞操の盾になりなさい。

嫌な顔をしない!

変態の相手を毎日しているおっさんの苦労を味わえば良いと思うよ。

あ、ついでに次期公爵の跡取りも押し付けるからね。

おっさんはルー君と逃亡するから!

な〜んて色々とあったのよ。

テンプレヒロイン導師の我儘や銭ゲバ守護役をダアトへ強制送還したり、超時空犯罪者ティア・グランツと性犯罪者ヴァン・グランツと色物六神将の捕縛に反逆姫のキムラスカへ搬送、アクゼリュス崩落など様々な事があったわ。

うん、星の強制力って凄いわね。

罪人としてキムラスカに渡した筈の汚物ティア・グランツと反逆姫ナタリア、カイツール軍港(マルクト側)襲撃犯の鮮血のアッシュが和平の場に堂々といるんだもの。

あ、ピオニー陛下の顔が引き攣ってますね!

後ろで控えているアスラン少将の米神に青筋がっ…

ちょっ、駄眼鏡ジェイド、おっさんの後ろに隠れてんじゃねーわよ!

「此処にキムラスカとマルクトの和平終結をダアト代表者イオンが見届けました。」

調印式が終わり和平(仮)が締結した所でピオニー陛下が

「時にキムラスカ王よ、ルーク殿は何処にいらっしゃるのだろうか?」

軽〜いジョブを繰り出した。

「そ、それは…」

言い淀むインゴベルトに駄姫ナタリアが

「本物のルークは此処にいますわ!!」

自信満々にアッシュをルークとして紹介してきた。

滓…ゲフ、アッシュことルークは

「俺が本物のルーク・フォン・ファブレだ。」

過去の所業を水洗トイレに流した変わり身の早さにマルクト側が殺気立っているわよ。

しかも公式の場で俺って馬鹿なの?アホなの?

しかも相手はマルクト皇帝なのよ!!

他国の公爵子息が上から目線で話せる相手じゃないわよ?

MKYB(マジ空気読めない馬鹿)に真っ青になっているキムラスカ陣営。

「ほぅ…貴殿がルーク・フォン・ファブレ殿か……和平妨害を繰り返した六神将の鮮血のアッシュにしか見えないのだが?」

そうよねー

本物のルー君は我が家で保護しちゃってるもの。

たまに脱走した陛下がルー君と遊んでいるけどね!

ルー君を溺愛しているピオニー陛下にしてみればアッシュこそ邪魔者の異物だったりした。

「両陛下、発言の許可を頂きたく存じます。陛下の疑問に私がお答え致します故…」

おっさんの追撃が理解しているピオニー陛下は良い笑顔で

「構わんぞ。あぁ、お前の知っている事を全て話して良い。不敬罪に問う事も無いし、多少騒がしくなっても問題ない。疑問も解消せねば両国の和平に罅が入るやも知れぬ。キムラスカ王も同じ気持ちであろう?」

インゴベルトを脅して了承をもぎ取っているよ。

キャッハーと内心凶器乱舞しながら罪人共をメッコメコにする為、おっさんは立ち上がった!

「先ず其方にいらっしゃる方は親善大使であったルーク様ではありません。キムラスカとの和平を散々妨害した鮮血のアッシュです。」

ドキッパリと断言するおっさんに

「まぁ!たかが兵士の分際でルークを侮辱するとは何事ですの!」

思惑通りに激昂する愚王女ナタリア。

「本当の事を言ったまでです。それと何故王女の身分を捨てた貴女が和平の席にいるのでしょう?」

おっさん、本当に不思議に思うの。

キムラスカの上層部(の脳みそが)ヤバイって知っているけど身分を捨てて一般人になったお前が和平の使者である我が弟を侮辱した罪は消えてないのよ?

「そ、それはわたくしがキムラスカの王女だからですわっ!」

「そうなのですか、なら貴女が我が弟のカイン・ベル・マルティーニを侮辱した事はキムラスカ総意であったという事ですね。『このような者がマルクトの和平の使者とは先が思いやられますわ。』『王族であるわたくしでも戦っているのに守られているなど何て軟弱なのでしょう?』『ルークを優先するなんてマルクトは愚かですわね。』挙げたらキリがない暴言の数々にキムラスカの捨身のギャグかと思ってましたが、ナタリア殿は王女という身分を捨てる宣言を親善大使のルーク様と和平の使者である我が弟の前でした事によってキムラスカと何ら関係ない事を承知の発言だと思っておりました。」

おっさん、一生の不覚!

な〜んちて(笑)

「貴方が本物のルーク様なのですか?」

ターゲットを滓アッシュに変更。

「俺が本物のルーク・フォン・ファブレだ!この屑がっ!!」

自己中な坊ちゃんでちゅねー

両陛下が揃っている前での発言って凄いわぁ。

おっさんには真似出来ない!!

「なら約束を覚えていらっしゃいますよね、ルーク様?その約束があったからこそ今回の和平に繋がったのですし、神童(笑)と名高いルーク様なら覚えていらっしゃいますよね。」

えぇ、本物のルー君なら即答する約束だもんね!

ほら、言ってみろやぁ〜

そんなおっさんのドヤ顔にキレたアッシュが

「五月蠅い、煩い、ウルサイ!!俺がルークだと言えばルークなんだ!約束がどうした!お前のような下っ端軍人と交わした約束が和平の架け橋になると思ってるのか!?」

ギャンギャンと喚き出した。

躾のなってない犬のようで困るわ。

「残念です。私はマルティーニ家の長子なのですよ。軍階級は中将位ですが、下っ端軍人と言われたのは初めてです。」

これぞカルチャーショックというやつでしょうか?

あっはっは、と嗤うおっさんにキムラスカ側は顔面蒼白で卒倒寸前。

理解していないのはテンプ導師とゲバ守護役、偽姫に赤鶏ぐらいだろう。

因みにメロンは煩いので初っ端で強制退去させましたが何か?

さぁ〜て、おっさん容赦はしないよ?

キムラスカ側にちょ〜っとばかし威圧しながら

「ではナタリア王女の我がマルクトへの侮辱、ルーク殿の我がマルティーニ家への侮辱、ルーク・フォン・ファブレ殿のカイツール軍港襲撃は十分宣戦布告に値します。証拠は此方に御座いますので、どうぞご覧になって下さい。」

どっさりと証拠の数々をキムラスカ側に提示した。

ぶっ倒れる奴等が続出するもおっさんには同情の心は湧かない。

「陛下、和平はどうされます?」

もうキムラスカどっかーんで良いと思うよ?

最終兵器の変態ジェイドが後ろでハァハァ言いながら控えているんだから!

小さい声で私を罵って下さいと呟くの止めて!

キモイのよ!!

「一旦結んだ和平だが改めて考えねばならぬな。」

ピオニー陛下の言葉に

「キムラスカは真に和平を望んでおる!!」

超必至なインゴベルト。

そうだよねー

瘴気を何とか出来る知恵も、外殻大地がドボンしないようにする事が出来る技術もマルクトの力だものね!

キムラスカがアボンになってもマルクトは全然構わないって見捨てる発言は困るわよね?

「ならどうすれば良いのか理解していらっしゃるだろう?」

ピオニー陛下の言葉に真っ白な顔のインゴベルトが蚊の鳴くような声で

「王家を欺いた偽者共をひっ捕らえよ…」

アッシュとナタリアを切り捨てました。

二人はギャンギャンと喚きながら退場し、キムラスカ側は葬式の雰囲気を醸し出している。

そんな事はおっさんにはどうでも良い事よ。

「さて、瘴気中和について存分に話し合おうではないか!」

良い笑顔のピオニー陛下よ、キムラスカからガッポリ搾り取って下さいね!

主にシュリダンが欲しいです。

アビオールに乗ってキャッハーしたいんです!!


こうしてキムラスカはマルクト属国となり、ダアトは自治権を取り上げられ、瘴気中和は罪人達を使って世界に平和を取り戻しましたとさ…


おしまい




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