お兄ちゃんシリーズ | ナノ


▼ 会いたいな

それから毎週、僕は兄とビデオ通話で話すことができ、母がいるときは以前のように三人で盛り上がったりもした。

兄が兵役に行って七ヶ月ほど経った頃、寂しさはいつも隣にあったけれど、なんとなく今の生活にも慣れてきていた。しかし、別の問題が起こる。

僕はまだ週に一回、外国語の必修科目であるラテン語の塾に通っていた。勉強とは学校や家でするもので、塾に行く人は多くないけれど、僕は情けないことにこの科目が苦手だった。

内容がどんどん難しくなる中、必死についていこうとしても、テストの結果はあまりよくなく、落ち込んでしまった。

「ルカ、どうしたの? 元気ないじゃん」
「アーロン君。……うん、やっぱり文法とか複雑で、難しいんだ」

塾で知り合った三つ年上の友達に、つい愚痴をこぼすと、肩を叩きながら「大丈夫だって、また教えてやるから!」と笑って励ましてくれた。
彼は頭もよくて教え方も上手いし、少し頼りにしちゃう時もある。それでも授業はどんどん進んでいき、僕は切羽詰まっていた。

授業後、リュックに教科書を詰めながら帰り支度をしていると、またアーロン君がやってきた。

「なあルカ、来週の水曜日時間ある? 皆で集まらない?」
「えっ? ごめんね。水曜日はお兄ちゃんとビデオ通話する約束してるんだ」

僕が断ると、彼は一瞬だけ眉間にシワを寄せた。

「あー、あの兵役行ってるお兄さんか。でもそれ毎週してるんでしょ。一日ぐらいいいじゃん」
「ううん、週に一回しか会えないんだよ。だからすっごく大事な時間なの」

きっぱりと告げるとますます彼が機嫌の悪い顔になっていく。

「ふーん。なんか仲良すぎじゃない、それ。……あっ、けど、勉強会にしようかと思ったんだけどな。俺、ラテン語教えてくれる大学生の知り合いがいるんだ。ルカも来たら、たくさん質問出来ると思うよ」

得意気に話されて、僕は躊躇った。苦手な科目を教えてもらえるかもしれないと聞くと、心が揺れ動く。

学校では科目に六段階の成績がつけられていて、最下位を取ってしまうと、恐ろしいことに留年する恐れがあるのだ。
まだそこまではひどくないとはいえ、せっかく塾に通わせてもらっているのに、最低の成績を取ってしまったら母にも顔向けできない。

「そうなんだ、でも……」
「まだ迷ってるの? ていうかさ、約束なんて嘘ついちゃえばいいじゃん。遠いとこにいるんだから、こっちのことなんて分からないよ」

さすがに僕はムッときて、「僕お兄ちゃんに嘘なんかつかないよ」とすぐに反論した。アーロン君は一瞬怯んだみたいだったけど、その後も押しの強さは変わらず、めげずに誘ってきた。

どうしよう…。
何よりも大事な兄との約束なのに、勉強への不安から、僕ははっきり言って迷っていた。





それから数日後、パソコンで兄と二人きり、僕は会話をしていた。
日に日に逞しくなっていく兄に尊敬の念や憧れは強まり、眩しく思いながらも、その時は迷いが態度に出てしまったのかもしれない。

「ルカ、どうかしたか? なんか今日、口数が少ないよ。なにかあった?」

お兄ちゃんはすぐに異変を感じ取って、俺に話して、と優しく声をかけてくれる。
なんて言えばいいのか分からなかったけれど、正直に勉強会のことを話すことにした。

「えっ、そうなのか。……いや、俺は大丈夫だから、行っておいで、ルカ」

そう言って微笑む兄だけれど、一瞬だけ寂しそうな顔をしたのを見た。その事に自分自身もなぜかすごく胸がズキっとした。

「でも、僕、お兄ちゃんとのお話もすごくしたい。いつも楽しみだし。だから……えっと……」
「いいよ、ルカ。心配しないで。また次の週話せるんだからさ。……まあ正直ちょっと寂しいけどね。大丈夫大丈夫!」

大きな声で笑いながら頷く兄を見ていても、胸の痛みは消えなかった。
でもやっぱり、勉強のことも不安があった。母も兄も、遠くに住む父も皆毎日頑張ってるし、自分だけ失敗するなんて出来ない、そんなふうに考えていた。

「あ、でもさ。それ、誰が来るの? 俺の知ってる奴?」
「うん、塾が同じアーロン君だよ。あと他の子も来るって」
「……ああ、あいつか……。本当に大丈夫なんだよなそれ、気を付けろよルカ」

とりわけ真剣な顔でカメラ越しに凄んでくる。
心配性なお兄ちゃんを知っている僕は、少し笑いながら、ちゃんと説明して安心させたのだった。

来週会えないのは本当に寂しいけど、僕も自分のこと、頑張らないとな。





そして勉強会の当日がやって来る。
いつにも増して予習復習をしたし、聞きたいところもピックアップして準備も万端だ。

この日も塾の時と同じようにバスを使い、夕方ごろにアーロン君と待ち合わせた。
道端で話をしていると一台の車が停まる。
車体が低く大きい自動車で、中の人に合図をされると、アーロン君は迷いなく後ろに乗りこんだ。

彼が「乗せてってくれるんだよ」と促してきた為、やや緊張しながらも僕は隣に座った。
運転をしているのは高校生ぐらいの男の人で、知らない人だった。キャップから長髪が伸びていて、ガムを噛んでいる。

「よお、誰こいつ。子供じゃん」
「は、初めまして。ルカです。子供じゃなくて中等科一年ですけど…」
「……はは! 礼儀正しすぎだろ、どっからこんなの連れてきたんだよお前」
「同じ塾なんだよ。なっ、ルカ」

彼らは僕と違う学区らしい。でもなんだか完全に怪しく思えた。
見た目で判断しちゃいけないけど、この人本当に勉強するのかな…?

そうこうしているうちに、車は大きな一軒家の前で停まった。降り立った僕らが幅の広いシャッター前に立つと、それが開き、目の前には車庫が現れた。数台の車が並んでいて、何人かの男達が集まっている。

その時僕は驚愕した。なぜなら壁沿いのソファにいる彼らは、煙草を吸いお酒の瓶を手にしていたからだ。

「えっ。なにこれ? 皆何してるの?」
「いいからいいから、こっち、ルカ」

楽しそうなアーロン君に引っ張られて、僕は古びたソファのひとつに座った。
高校生ぐらいの人達が多く、こっちをじろじろ見てくる。思い思いにガヤガヤ話していて、まるで勉強が始まる雰囲気には見えなかった。

アーロン君は突然ポケットから紙を取りだし、茶色の葉を入れて巻き始めた。その手慣れた友人の動作に目を見張る。

「なにしてるの、駄目だよそんなの、まだ15才でしょうっ」
「ははっ、平気だよこんぐらい。皆やってんじゃん」

全然気にしていない彼は口にくわえて火をつける。初めて見るその姿は完全に不良で、ショックを受けた。
注意をしたのを見て男達が笑う。そうしてやっと僕は、これは勉強会なんかじゃないと気がついたのだった。

「ねえ、先生はどこ? もしかして来ないの? 嘘ついたのアーロン君」
「あー、いや、そんな本気になんなくてもよくない? 勉強なんていつでも出来るし。ルカも楽しもうよ」
「……僕、もう帰るね!」

自分はなんて世間知らずのバカだったんだろう。でも、いくらなんでも酷いと思い、リュックを抱えて立ち上がる。
すると遠くで見ていたさっきの運転手の人が、大きな声で笑った。

「おいおい、どうやって帰る気だ? お前車もねえし運転できんの?」

そう言ってまた車庫に皆の愉快そうな声の波が生まれる。
僕はピンチに立たされてしまった。途方にくれていると、奥で机に足を乗せて座っていた、一番大人っぽい男の人が口を開いた。

「つうかよ、この毛色の違うガキ連れてきたの誰だよ。俺まだ捕まりたくねえんだけどお」

だるそうに冗談めいて笑い、他の皆も面白がる。悔しくなった僕は「もう帰りますからっ」と言い返して去ろうとした。
するとアーロン君が慌てて「えっ、まだ行くなよルカ!」と引き留めにくる。

「こんなのひどいよ、知らなかったのも馬鹿だけど、僕お兄ちゃんと約束があったのに……っ」

恨めしく思って彼を突き放すと、奥にいた人が僕をじろりと見て立ち上がった。
なぜか近くまで来て、ガタイの良い体格に見下ろされる。

「兄貴いんの? 何歳? つうかお前、今名前なんつった?」
「え……ルカです。ルカ・アーガルト。……兄は19才で、兵役に行ってるんです。だから、週に一回しか会えなくて……」

兄のことを考えたら胸が苦しくなった。
しかし男の人は、みるみるうちに顔面を真っ青にした。

「……アーガルトって、お前、ダッジさんの弟?」

思わぬ時に兄の名前を聞いて、僕は意気消沈していた顔を上げた。

「お兄ちゃんのこと知ってるのっ?」
「……馬鹿野郎!! 誰だこいつ連れてきたの、お前か、早く返しにいけッ!」

いきなり叫びだしたその人はアーロン君に掴みかかる。怯えた彼は咄嗟に防御したけれど、場は騒然となった。

「あの、やめて、危ないよ。あなたはお兄ちゃんのお友だちなの?」
「いや俺じゃねえ、お前は早く帰れ! おい、ほら車出せ!」

訳が分からないでいると、リュックからプルルルルと携帯の着信音が鳴った。
ごそごそ取り出して画面を確認する。なんと、そこには珍しい人の名前が映し出されていた。

「……あっ、もしもし。サミさん? どうしたの?」

相手は兄の友達の、サミさんだ。エディスさんとともに兄が兵役に行ってしまってからも、何かと気にかけてくれて、今ではたまにメッセージを送り合う仲でもある。

『おい、お前今どこにいんだ?』
「……えっ。あの……ここ、どこなんだろう?」
『ああ? 馬鹿かお前は!』

突然大きな雷が落ちて、僕は思わず「ごめんなさいっ」と謝った。間髪入れずに「いいからそこにいる一番偉そうな奴に変われ」と言われ、僕は素直に従い、さっきの男の人に携帯を渡した。

「あの、すみません。サミさんが変わってくれって」
「……えっ? 嘘だろ」

彼はさっきよりももっと青ざめ、震える手で携帯を受け取った。
しかし、話そうとした直後だった。
閉まっていた車庫のシャッターが、がらがらと自動で上がり始めた。そこには停まっている車を背に、革ジャンを着たサミさんが、携帯を耳に押し当て怒り顔で立っていた。

「サミさん! どうしてここにいるの……っ?」
「ここは俺の家だからだ」

ずんずん向かってきて僕は唖然とした。
黒い帽子を目深にかぶった黒ずくめのサミさんは、ここにいる誰よりも大人で怖い人に見えた。
一番偉そうな人の後ろに回り、首に腕をかけて羽交い締めにする。

「……い、ででででッ! サミ、離せ!」
「てめえは俺の家のガレージで自由に葉っぱ吸ってんじゃねえ! 誰の許可を得てんだこの野郎!」
「ぐぅっ! 伯父さんだよ悪かった、許してくれ! お前がいないと思ったんだよ!」

露骨にため息を吐いたサミさんは、静まり返った皆を見渡した。僕も見下ろされ背筋がぴん!となる。

「あの、ごめんなさいっ。……でも、ここサミさんの家だったの? この人お友達?」
「ちげえよ、俺の従兄弟だ。お前はなぁ、遊ぶ相手はちゃんと選べ! 兄ちゃんが泣くだろが!」

兄の名前に胸が撃ち抜かれた僕は、事の重大さを思い何度も頭を下げた。
それにしても彼がサミさんの従兄弟だったとは。確かに危険な雰囲気がよく似ている。

サミさんの怒りは収まらず、僕を連れてきたアーロン君にも向けられた。

「元凶はお前か。いいか、こいつに悪いこと教えたらな、帰ってきたムキムキの男にボコボコにされんぞ。怖かったらもう二度とルカに近づくんじゃねえ、分かったか!」

胸ぐらを掴まれたアーロン君は怯えた様子で何度も頷き、サミさんの舌打ちとともに解放された。

「おら全員さっさと俺の家から出てけ! 早くしやがれ!」

鳴り響く怒号により、集まっていた男達はすぐに車庫を飛び出ていった。
アーロン君は僕をちらっと見て何か言いたげだったけど、同様に走り去っていった。そして二人だけが残され、静かになる。

「あの、サミさん」 
「お前も帰るぞ。送ってってやるから」
「う、うんっ」

頭をくしゃっと触られて、僕は彼の車に乗せてもらった。
助手席に座り、恐る恐る隣を見る。
しかめっ面のまま片手でハンドルを握るサミさんは、アウトローな雰囲気満載で緊張をもたらした。

「助けてくれてありがとう。あと、ごめんなさい。……あの、どうして僕に電話してくれたの?」
「んー? お前の兄ちゃんに頼まれたんだよ。なんか危ないことに巻き込まれてないか見てくれってさ。無茶言うよな。……でよ、あのガキの事ここら辺の奴らに聞き回ったら、俺の従兄弟の名前が出てきてよ。嫌な予感がして家に戻ったんだわ、そしたらお前がいるからびっくりだわ」

そう教えてくれた時にはけらけら笑っていた。僕は今日の事情を話しながら、反省しきりだった。
偶然が重なって良かったものの、もし違う場所にいたら、僕はどうやって抜け出せていたのだろう。

「とにかくな、ルカ。俺は偉そうに説教できる生き方してねえけどさ、これだけは言っておくわ。悪いことしたくなったら兄貴のそばでやれ。それか俺。いいな?」
「……うん。わかったよ。僕、悪いことはしないけど……」

くくっと声を出したサミさんはなぜか満足そうな表情だった。
助けてくれた上に彼なりの優しい言葉をかけてくれて、僕はありがたくて、頭が上がらなかった。




送ってもらいお礼と別れを告げた僕は、家に帰ったときに、時刻に気づいた。今は夜の7時15分で、兄との約束はもう過ぎている。
玄関口で靴を脱ぎ、リビングに向かうと母がいた。

「あっ。おかえり、ルカ。勉強どうだった? 今お兄ちゃんとちょっと喋ってたんだけど、あの子急に電話するとか言って切ったのよ、ひどくない?」
「う、うん! 僕ちょっと二階に行くね!」

駆け足で階段をのぼり、急いでノートパソコンを開く。
自分で約束を断ったくせになんて虫がいいんだと思うけど、もしかしたらまだ近くにいないかなって期待してしまったのだ。

時間は残り10分しかなかった。
でもなんと、通話アプリを開くと、兄はオンラインになっていた。

すぐに発信をして待つ。間もなく兄は出てくれた。

「ルカ? 無事だったのか?」
「お兄ちゃん!」

前のめりになって心配した顔つきの兄を見て、僕は何かがこみあげてきた。
迷彩服を着込んだ兄は、今日もそこにいてくれた。僕はやっぱり、いつも兄の近くにいるべきだったと強く後悔した。

「ごめんね、……ごめんねお兄ちゃんっ」
「えっ、ルカ、なんで泣いてんの? 大丈夫かっ? おい、怖い目にあった?」

僕は力なく首を振る。自分が情けなくてたまらなくなった。

「ううん、大丈夫だよ。サミさんが来てくれたの。お兄ちゃんが言ってくれたんだね、ありがとう」
「ああ、さっきあいつから着信あって、聞いたよ。……あのクソガキ、やっぱやべえ奴だったんだな、マジで俺がぶん殴ってやりてえ! ……いいかルカ、もう近づくなよ! 無視しろ無視!」

ストレートな表現にびっくりしたけれど、僕は涙ぐんで頷いた。
緊張が解けたからか、なぜか僕は今、いつもよりも心細かった。兄の顔を見ているのに、胸の苦しさが消えなかった。

「ルカ、ほんとに大丈夫?」
「……うん、心配しないでお兄ちゃん」
「無理だよ、心配に決まってんだろ。大事な弟なんだからさ」

力強い言葉にまたうるっとくる。
僕は迷ったあげく、恥ずかしくて隠していた勉強の不安を初めて告げた。心配かけたくなかったのに、結局お兄ちゃんに話してしまった。

「……そっか、お前一人で悩んでたんだな、気がつかなくてごめんな。……でもあんまり考え過ぎないで、ルカ。勉強法なら俺も教えてあげられるし、まだ時間もあるしさ。一緒に頑張ろうぜ。あとな、ルカなら絶対大丈夫だから。俺がそう思うんだから絶対平気!」

元気づけるように、はにかんで言うその言葉は、僕の不安だった心にみるみるうちに浸透してきた。

「なあ、あとな。えっと……我慢しないで、寂しいときもちゃんと言えよ。俺今こんなところにいるし、頼りになんないかもしれないけど、いつもルカのこと思ってるよ。だから俺に何でも言って」

初めて面と向かって、踏み込んだ思いを兄が伝えてくれた。それによって僕は今まで堪えてきたものが、一気にあふれだしてしまった。

「……お兄ちゃん、あのね、僕、お兄ちゃんに会いたいよ……本当はすっごく寂しい……!」

目を押さえて泣きじゃくる。
こんなつもりじゃなかったのに。

「お兄ちゃんが帰るまで、まだ半分もあるのに、もう我慢出来ないぐらい会いたいの。いっぱい抱きつきたいし、キスしたいし、抱きしめてほしいよ。ねえ、どうしたらいいの? 僕、お兄ちゃんが好きでしょうがないみたい、だから、本当は、とってもとっても苦しいよ……っ」

一度本音を明かすと止まらなくなってしまった。
兄は驚いたのか画面の向こうで動かなくなってしまったけれど、やがて唇を震わせた。

「な、泣かないでルカ、俺も同じだよ、お前にすっげえ会いたい……っ」
「……ほんとに?」
「うん、本当だよ、ルカのこと毎日抱きしめて、一緒に眠って、ずっとずっとそばにいたいよ!」

話しながら兄の瞳も赤らんでいき、目をごしごししていた。
僕は、乱れてしまった心が兄の言葉によって、だんだんと温かくなり落ち着いていくのを感じた。

「……待って、分かった、なんとかするから。そうだ。会おう、な? もうすぐ会えるから、泣くなルカ」

兄は考えながら、一言一言確かに伝えてくる。
予期せぬ台詞に驚いた僕は、遠慮がちに顔を上げた。

「え……? でも、無理でしょうお兄ちゃん……」
「大丈夫。ちゃんと考えるから。俺、頑張ってみるからさ、ルカは心配しないでね」

微笑みを浮かべ、頭を撫でてくれるときの優しい声が届く。
本当に会えるの?
だったらいいのにな……。

早くお兄ちゃんに、寂しい気持ちを全部埋めてほしいなって、僕は勝手にそんな夢を見ていた。



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