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結局昨夜は徹夜の書類整理の手伝い。
たった一日の徹夜など苦にならないミランダは、任務後に徹夜であったために完全ノックアウトした月精を部屋まで送って食堂へ赴いていた。
サンドウィッチを頬張りながら昨夜の月精との会話を回想していると、

「あ…神田君…」

話の中心人物が視界に。
最後の一口を放り込み、食器を片付ける。
そして何を思ったのか、苦手である神田に声をかけた。

無言の威圧。

思わず小さく悲鳴を零したがなんとか堪える。周囲の人間は既に避難済みだ。

「あぁああぁあ、あの…」
「…」

食事を終えてパチンッと割り箸を置き、湯飲みを手にする。

「その…」

食器を返却し、そのまま出て行く。
焦ったミランダは色んな意味で汗ばんだ手を握り締め、叫んだ。

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