栄養補助食品

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仕事が終わって家に帰る。
冷蔵庫を開けてパックに詰められた栄養補助食品を手に取り、飲み口の蓋を捻る。
ガチガチとプラスチックの千切れる音を立ててくるくると蓋を回し取る。
口に加え一気に吸い込み喉へと流し込んだ。
冷たい感触が喉を通り胃袋に落ちていく。
数秒で空になるソレをゴミ箱へ投げ捨てた。
ゴミ箱の中は空になってぺしゃんこのソレで埋めつくされていた。

「あーやっぱ飲みに行けばよかったー!」

独り言を言いながら風呂場に向かう。
衣服を脱ぎ捨てシャワーを浴びる。
くだらない仕事の疲れと迷った挙げ句の後悔を一日の汚れと共に全て洗い流す。
胃袋の中では栄養補助食品の消化が始まっていた。






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