『微笑み送り』あとがき

久しぶりの短編となりました。

またまたメインではなくてすみません……。

鬼灯の冷徹で、白澤君と桃タロー君のお話です。
以前書いた『微笑み返し』の続編で、前回は白澤君視点でしたが今回は、その桃タロー君視点
シリアス、切なめな内容を目指しました。前回よりもギャグは少なめです。
転生することを喜べずに、白澤君や店の心配をする桃タロー君が書きたかったんです。前回の白澤君同様、少し弱い部分が書きたかったんです。
今回も腐向けに見える部分があるかもしれませんが、一般向きです。

桃タロー君が転生することを鬼灯君から知らされて、困惑しつつも転生のことは白澤君に伝えず、残り短い時間をいつも通りに過ごすお話です。
個人的には、寝ている白澤君を起こさずにお礼を言う場面が気に入っています。切ない感じに見えればいいかなと。
今回は少しですが、座敷童子と桃太郎ブラザーズのシロ、柿助、ルリオを登場させてみました。


転生後は、転生から大分時を経て、高校生から始まります。
転生前の記憶がある設定になっています。
名前は、どうしても桃太郎に近付けたくて桃太(とうた)にしました。郎を抜いただけですが(苦笑)。
最後は、白澤君の声が聞こえてきて、自分は元気で、白澤君はちゃんとやっているかと言う、報告と多少の心配をしています。
また、いずれあの世(桃源郷)に行った時は白澤君の弟子として働きたいと言う意思があったらいいなあと思いながら書きました……。やはり、いつまでも師弟関係でいて欲しいなあという思いを込めて。
それにしても、前作同様、また長くなってしまいました……。

……実は後1話、短い続編を書きたいのですが、執筆するかは未定です。


少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
2014/05/15 21:34
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