Ex.体育祭03 …とは、言っても正直なのは体である。 「あ…っ、ま、待っ、たく、あ…っ!あく…んんっ」 沢庵の触手によって生徒会室に連行された俺は現在、ドロドロになった服をひん剥かれて体を責め立てられていた。しかも、いつもより執拗で激しい。 俺は混乱の中必死に頭の中を整理しようとしたが、その度に触手が上も下もと責められて頭が溶けそうだ。最近忙しかったから久しぶりの行為のせいもあるが、それより俺が混乱しているのは。 「ちばっ、ちば、うわき、したっ!」 「し、してな…っ、」 沢庵が、ぼろぼろと涙を零して、泣いているからだ。 「ここにもっ、ここもっ!」 そういって触手が攻めるのは障害物競争でスライムがへばりついた部分だ。 「こんなとこもっ、入ってる!」 「いやそれはたまたま滑りこん…ひぅっ!や、たくあ…っ、吸う、のは、やめ…っ」 さっきトイレで取ろうとそのままにしていたパンツの中の塊を発見されてしまい、そのまま脱がされると触手の先でペニスを強く吸われた。最近沢庵が覚えたテクニックなのだが、これは毎回慣れない。目の前がちかちかしてくる。 どうやら考えるに、さっきのスライムが俺の体に張り付いたことによって沢庵が浮気したと勘違いしたらしい。 スライム世界でのその辺りの線引きが分からないから何とも言えないが、もしこれが立派な浮気に入るのだとしたら申し訳ない。 「うっ、うあっ、たくあん、のっ、ちば、たくあんの、なのにぃー…」 やってることはえげつない癖に子供のように泣きじゃくる沢庵。俺は体も顔も髪もローションとスライムと汗でどろどろなまま、手を広げて腕の中に沢庵を迎え入れた。胸に体を押し当てながら泣き続ける姿に愛しさを覚えるが、触手はしっかり俺のペニスを扱き上げてるからそこはやっぱり沢庵だ。 泣いた姿は初めて見るので、そんな新しい一面に不謹慎だが喜びを感じてしまう。俺はゆっくりと宥める様に頭を撫でてやった。 「ほら、悪かった沢庵。いい子だからもう泣き止めって。あとさりげなくケツを弄るな…」 「うっ、ううー…ちば、たくあんの、いったのに」 「うんうん、俺は沢庵のだから、今日のは、あー…ちょっとあれだ、トラブルだ」 「ちばがっ、たくあんいがいに、けがされたぁー!あーんっ」 さっき発した「うわき」といい最近変な言葉ばかり覚えてる沢庵に、誰が入れ知恵したのかと怒りを予想される二人に馳せつつ俺は沢庵の頭を持ち上げると、目の窪みにゆっくり舌を這わせ涙を拭った後(意外にも人間と同じ涙の味だった)それより下の窪みにゆっくりと口付ける。そのまま窪みが窄んだのでおずおずとそこに舌を差し入れれば、舌が体内へと入っていった。蠢くそれは本当に舌全てが犯されているようで、背筋がゾクリと震えた。 「ん…っふ、…はっぁ」 舌を奪われ口も閉ざせない為、涎がポトリポトリと下に落ちていく。胸に落ちたそれを触手がすくって胸に擦り付けてきたので、思わず下半身が反応した。 「は…っ、は、はっ、あ…」 ようやく開放された頃には沢庵の涙も止まっていた。それにホッとしつつ、続行される先程よりは意地らしい行為に次は呼吸が荒くなる。 「ちば、も、うわき、しないでね」 泣きすぎたせいか、潤みきった二つの窪みと掠れた声が俺を不安そうに見つめるのを、俺はやっぱり可愛いなぁと思いながら口付けた。 「大丈夫、こういうことするのは、本当にお前だけだから」 さりげなく解されていた臀部には既に触手が2本入っている。引き抜かれた後いつものように太さを作ったそれが、ゆっくりと内部に入ってくる圧迫感を俺はゆっくりと呼吸しながら受け止めた。 「あ…は、はっ、ん、ふっ…ふぅ…っ」 「ちば、だいじょーぶ?」 「ん、大丈夫」 髪を拭って伺う目に笑みを向ければ、沢庵はそこでようやくいつもの元気を取り戻したのか目を細めて嬉しそうに笑った。 「たくあん、ちば、すきー」 「俺も、好きー」 本当相変わらず可愛くて仕方のない恋人だ。 周りにスライムバ会長と言われようが、沢庵が可愛いのだから仕方ない。 「じゃ、ちば」 「ん?…んっ!?」 元気を取り戻したのか、沢庵は楽しそうに笑うと俺の内部の触手をグッと奥に進めた。 ん?楽しそう…?…いや、ちょっと待て。 「きょーは、あさまで、しよ?」 そう笑いながらコテンと頭を横に傾けられて、断れると思うか? 俺は、内心泣きながら明日の筋肉痛を、覚悟した。 end. おまけ。 里田「結局賞品は食券にしたんだ〜」 千葉「だってデートはいつでも出来るしな」 沢庵「なー!」 冴木「まぁ確かに言われてみれば」 千葉「ところでイニシャルSさんたち」 里冴「「ギクッ」」 千葉「実行委員に聞いたら障害物競走の網くぐり、お前たちが考えたんだってなぁ…」 里田「いや!俺はローションだよ!そこにスライム足したら面白いんじゃない?って言ったのは冴木ちゃんだから〜」 冴木「よく言うよ!ノリノリで会長にぶっかけようって言ったのは里田だろ!!」 里田「ちょっ、それは…」 千葉「とりあえず二人とも、その言い訳をもう一度沢庵にしてみようか?な?」 沢庵「しょくしゅー!いっぱいだしちゃうよー!」 里冴「「ごごごごごごめんなさい…!!!」」 >> index (C)siwasu 2012.03.21 |