「どっちのおくちだったかなァ」 「し、下のおくちっ」 「ん? 下にあるおくちはこっちだよな?」 そう言って唇を撫でてくる意地悪い笑みに、シスは必死で首を振った。 「あっ、ちが……っこっち、ひくひくしてる、えっちな方のおくち、べろべろして」 最早シスは逸物のことで頭がいっぱいだ。早く弄られたくて、挿入されたくて、必死で誘う。 マオは、その言葉に応えてひくひくと収縮を繰り返す尻穴に唾液を落とした。すぐに熱くなる体と濡れる孔に、シスは胸中で歓喜の声をあげる。 (あっ、これぇっ、これだ……熱くなってきゅうきゅうする……マオの体液でおまんこが踊ってる) 「あっ、あっ、あつ……いっ! はやくおちんぽ、おちんぽまんこでたべたい……マオ、ちんぽをいれてくれっ」 「いや、秒で理性飛び過ぎだろ笑うわ。さっき自分でオナニーしてみろって言ったよな」 尻を叩かれるが、それさえも快楽になって、カリの先から漏らしたように精液が零れる。 体を起こし座りなおしたマオに、シスは体勢を戻すと、濡れた孔に指を二本突き入れて抽挿を始めた。 ぐっちゅぐっちゅ、ぐっちゅぐちゅっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐりぐり、ぐりゅっ。 「あっ、あっ、あっ、あっ、これっ、さっきよりっきもちいっ……はっ、ぁん」 滑りが良くなったことで快感が増し、シスは大胆な自慰に耽る。 そして漏れる愛液をもう一方の手ですくいとると、濡れた指を胸に擦りつけて更なる刺激を求め始めた。 「んあっ、おっぱい、くにくにすると、硬くなってきた……僕のおちんぽも一緒になってぴくぴくっ、して……」 胸の動きに合わせて震える逸物を見て、シスは抽挿を激しくさせた。 しかし、やはり射精には足りない。 あと少し、あともう一息なのに、これ以上の快楽を知っているからこそ求めてしまう。 「〜〜っ、まぉっ、まお……見てくれっ、こんなに擦ってる。なのに、イけない……っ、本当はマオのおちんぽがほしいから、足りないっ。足りないんだ……っ」 シスは、自身の逸物を擦りあげてこちらにギラギラした目を向けるマオを見つめる。 「ここのおくち……まだ男だから……ンッ、アクメできないッ、はやく女になりたいっ。おちんぽいれて、女になって、メスまんこぐぽぐぽされて、いっぱいアクメしたい……おねがいだマオっ、おちんぽがないと生きてけない、ダメなメスまんこにしてくれっ」 理性はどこに行ったのやら。 頭の中を逸物でいっぱいにしたシスは、腰をへこへこと浅ましく揺らしながら、マオの逸物を見た。 そして、それが緩慢に動き、自分の尻穴へと亀頭が押し付けられた瞬間、喜びのあまり、またびゅぴゅっ、と精液を零した。 「射精出来ないくせに、どんだけ嬉ションしてんだよ」 「あ、あ……はや、はやく、おちんぽ」 「分かったって……流石にちんぽ中毒すぎるだろ、キャラ崩壊してんじゃねえか。これもアイテムの性質か……?」 マオの呟きなど、もうシスには聞こえていない。指で孔を拡げながら、近付いてくる逸物を今か今かと待っている。 そして、ようやく入り口に亀頭が沈んだ瞬間、シスはそれまで全く達することが出来なかった逸物から、勢いよく精子を飛ばし射精した。 「んあぁぁっ! あっ、あぁぁぁぁ〜〜〜〜っ」 びゅっ、びゅるるるるっ、びゅうぅぅぅぅっ! 「うえっ、このタイミングでイくのかよ!」 我慢させられていた分、大量の精子がシスの腹を汚す。 マオは息を整えるシスを見て不安を覚えた。ここで理性が戻れば、自分の醜態を後悔して行為は終了だと言われかねない。 しかし、未だ蕩けた表情を見せるシスは、腰を振って逸物を奥へと飲み込みながら、熱い吐息を零した。 「あ……はやく、マオのおちんぽでアクメしたい……僕のお尻、女の子にしてくれ」 「っ! お前、ほんっと可愛いな……ッ!」 ずりゅうぅぅぅ……ッ、ズパンッ!! 「ひぁっ、あぁぁぁぁぁっっっ〜〜!?」 びくっ、びくびくびくっ、びくんっ! 躊躇なく根元まで貫かれ、シスは射精することのない絶頂に全身を痙攣させた。同時にアビリティが発動し、内壁がうねり、膣へと変化していく。 マオには言えないが、シスはいつも女にされるこの背徳的な瞬間に、強い悦びを覚えていた。 マオだけ、マオ相手にしかならない「マオのもの」だと思わせてくれる感覚。 口では誘い文句として出るが、決して本当の女になりたいわけではない。 ただ、マオの特別だと感じたい。それが女という言葉として例えられているだけだ。 久しぶりに覚えたその感覚。シスは、快楽の余韻に浸る。 しかし、そんな胸中など知らないマオは、すぐに激しい抜き差しを始めた。 どちゅっ、どちゅっどちゅっ、ごりゅっごりっ、ごりゅっ! 「んあっ! あっあっ、あっ、へぁっ、は、ぁっん」 「一回イったからってへばってんなよ、いっぱいアクメしたいって言ったのはシスなんだからなッ」 「あっ、あっ、やだ、だめ……きもちいい……おちんぽ好き、マオのおちんぽ大好き。あっ、そこゴリゴリたら……んぁっ、アクメしちゃう……また女の子みたいに……んぁっ、ひ、ぁぁぁぁあぁっ、ん〜〜〜〜ッッッ」 ぐっぽぐっぽ、ぐっぽ、ぐぽっ、ごぽっ、ごりゅっ、ごりゅんっ……ビクビクッ、ビクッ、ビクン――ッッッ! 「あのさぁ、そこはせめて俺が好きって言えよ。……なんか腹立ってきたな」 ぐりゅりゅりゅりゅっ、ぐぱんっ! ぐぷぷぷ……ぐぽっ、ずりゅうっ、ぐっぽぐっぽぐっぽぐっぽ、ぱんっぱんっぱんっ。 「ひっ、あぁぁぁっ! イってる、マオっ、イってるからぁっ! んあっ、あっあっあっ、とまらな……ひぐっ」 マオは、仰け反り逃げる腰を捕まえて、更に繋がりを深くする。 痙攣するシスに構わず突きあげれば、悲鳴にも似た嬌声が辺りを響かせた。 [ ←back|title|next→ ] >> index (C)siwasu 2012.03.21 |