01


「ひっ、あぐっ! うあっ、あ、あっ」
「もうちょっと尻上げろって」
「んぐっ、ぅ……びょう、にんっ、んっ、はぁっ、いたわ、あっ! アぁァァァッッ」
「んなこと言っても……ほら、魔力値も大分戻ってきてんぞ」
「そんな、あっ、あ……あぁッ! んアっ」
 
ぐっぽぐっぽぐっぽぐっぽ、ぐぽっ、ぐりりっ……ずりゅうぅぅぅ〜っ、ごちゅんっ!

「へぁアァっ!? ンアぁっ、あぁぁぁんッ」

 衝撃で膝を折ったまま飛び跳ねるシス。前のめりで倒れそうになったため、マオは腰を支えると自分の方へ引き寄せた。
 自然と深く繋がり、亀頭が奥にごりりと当たる。シスは抉られる快楽に首を仰け反らせた。

「んあぁっ、は、はーっ、はーっ……んンっ」

 本人は気付いていないようだが、強請るように尻が揺れ、蕾の入口は嬉しそうに締め付けている。後ろから突いているため顔は見えないが、嫌がっている素振りはない。
 反応の良さに満足しながら、マオは崩れたシスを四つん這いの体勢に戻すと、腰を掴みリズミカルな抽挿を再開した。

 ズパンッズパンッ、パンッ、パンッパンッ!

「ひっ、アぁぁぁ〜〜ッッッ! あっ、あっあっ! はっ、んぁっ、あうっ」
 もうろくに話せないのか、吐息と嬌声を零して俯くシスはされるがままだ。マオは律動に合わせて揺れる後ろ髪をかき上げると、首筋に唇を落とした。
 頭を掴みこちらを向かせると、蕩けた顔が姿を現す。
 口付けして唾液を流し込めば、シスの下腹部ががくがくと震え、内壁から愛液が滲みだした。
 途中何度も唾液を飲ませたり中で射精したせいか、結合部の隙間からは体液が溢れて、動くたびに白い内腿へと垂れ落ちる。
 マオはシスの頭を抱き寄せるように掴んだまま、腰を強く打ち付けた。

 パンパンパンッ! ズパンッズパン! ズパンッ! 

「あー、またイきそ……奥で出すな」
「ひぐっ、あ、あう……あっ、あ……ま、たぁ……」

 ビュ〜〜〜〜〜ッ! ぴゅるるるるぅっ。

 最奥に精が放たれて、シスは痙攣しながら力尽きたように頭を床に落とす。
 逸物を引き抜くと、締まりきらない孔から愛液や精子が零れて寝袋を汚した。

 たららららん。

 聞き飽きたメロディが二人の間に流れる。マオは、流れるような動作でシスのステータス画面を開き、頷いた。

「魔力値はもう大丈夫みてえだな」

 続けて、アイテムステータスの画面を開く。

「ついでにこれでランクアップだぜ。……レベル100のAAランクか。ここまでよく頑張ったなぁ」
「じ、じぬ……」

 感慨深く画面を見つめるマオとは反対に、シスは死にかけのヒキガエルのような顔をしていた。
 涙と涎と鼻水で美しさは見る影もなく、本当に魔力値が回復したのか疑いたくなるほどだ。
 ――事の発端は、数時間前に遡る。


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(C)siwasu 2012.03.21


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