真面目×襲い受け[R18]



真面目委員長とビッチがヤってるだけの話。



「dose it turn you on?」

 男と女のヤることなんて一つだってよく言われるが男と男だってそれに当てはまっていいんじゃねーの?と、思うわけでして。

「おい、何の真似だ」
「え?押し倒してんだけど?」

 サラっと返せば目を見開き驚くダーリン。すぐに暴れようと身を捩るがそんなことオレが許す訳がなく、すぐに両手を掴んで両足に体重を乗せる。
 タッパも変わんねー同士だから容易に相手の体を固定することが出来た。って言ってもダーリンの方が力は上なので本気で抵抗されたらオレなんかすぐに押しのけられるだろう。
 けれど大人しく睨み付けるだけで留まる辺りオレのことが好きなんだなーって思う。そんなことを考えてると思わず股間が反応した。
 で、勿論硬くなったそこはダーリンのお腹の上にいるのですぐに気付かれて顔が赤くなる。おー、初心も初心。こんな反応久々に見るよオレ。

「お前…まさかするつもりか?」
「何を?」
「…性交渉を、だ」
「はぁ!?…かっっったくるしー!セックスって言えよ!何そのせいこーしょー?普通そんな言葉使わねーよ?」

 言いながらダーリンのズボンのチャックを開けるオレ。本当ならベルトを外して脱がしてしまいたいがそんな悠長なことしてたらすぐにストップかまされて説教タイムの始まりだ。
 チャックの間から覗くボクサーパンツに舌打ちしながら(トランクスなら楽だったのに)布を引っ張って少し膨らんだチンコを隙間から覗かせた。

「おい!」
「何、今更ぐだぐだ言ってんなよ。オレもう限界なの。欲求不満なの。分かる?」
「だがまだキスすらしてないのに、こんな、急に…っ」

 うるさい口は塞ぐことにした。つまりキス。ついでに舌突っ込んで絡ませて唾液を吸い取って離せばポカンとした顔がオレを見る。

「はい、これでキスしたよね?だからセックスしてもいいだろ?」

 そう言ってダーリンの両手を離すとすかさず体をずらしてチンコを咥えてやった。瞬間頭を掴まれて顔を上げさせられる。この野郎。オレはお前と付き合って1ヶ月も我慢したんだぞ。欲求不満なんだぞ、いい加減やらせろ。じゃなきゃ浮気してやる。
 そんな目で訴えたらグッとつまるダーリンは仕方なさそうにため息をついた。

「分かったから。そのままするな、パンツが伸びる」

 ようやく観念したダーリンは上半身を起こしてベルトに手をかけたので、オレはすかさずそれを制して自分でベルトを引き抜く。ボタンを口で開けながら挑発的に視線を上げれば顔を赤くしたダーリンがオレを見下ろしていた。ついでにビクンと揺れてちょっと大きくなるチンコにうっかり舌なめずりする。
 ダーリンにセックスを邪魔されるようになってから3ヶ月。んで付き合うようになって1ヶ月。そしてオレの禁欲生活最長記録。
 下着ごと歯でずらして飛び出てきたものに後はもうむしゃぶり尽くすだけだった。男臭い独特の匂いに鼻がツンとする。この臭さがたまんねーんだよなぁ、と尿道に舌を突っ込みながら大きくなるダーリンのチンコをご奉仕しつつ上目遣い。
 困った表情が欲に濡れながらオレを見下ろす。やっぱ真面目で堅物って言われてるダーリンだって男だもんなぁ。
 オレは竿を唇で優しく食みながら開いた両手で自分のベルトを抜いて下着ごと脱ぐと半勃ちになったチンコを両手で扱いた。久々のセックスで興奮しているのか、すぐに硬くなるそれに満足しながら右手を口に近づけて唾液を出す。そのまま濡れた指をケツ穴に突っ込めばやっぱり久々で締まってるそこに僅かな痛みが走った。

「お、おい…」
「ヘーキ、ヘーキ。いいからお前は気持ちよくなっとけよ」

 心配そうな表情を向けるダーリンにウインクしてオレは息を吐きながら指を3本一気に突っ込んでダーリンのチンコを喉まで咥えた。
 意外にマゾっ気もあるのでこれぐらいなんてことない。それよりさっさとぶっ込みてーなー、なんて思いながらストロークかけてると不意に予告なくダーリンがイった。心の準備をしてなかった俺は喉にぶっかかった精子を詰まらせ大きく咳き込む。口の周りがドロッドロになったじゃねーか、畜生。

「ちょっと、委員長ー?」
「わ、悪い…」

 まさか自分もイくなんて思ってなかったのだろう。オロオロとオレの口周りを手で拭うダーリンが可愛いなーなんて思いながら、俺はそれをダーリンのチンコに満遍なく塗りつけて体をズラすとケツ穴の入り口に当てて腰を動かした。

「わー、やっべ。ぬるぬるしててすぐ入っちゃいそー」
「っ、お前」
「ごめんねー、本当はもっとゆっくりじっくりヤりたいとこだけどさー、オレガチでもう我慢の限界なんだわ」

 そう言って先っちょをケツ穴に誘導してみる。ぐっと唸るダーリンの表情に、オレはこいつも結構我慢の限界なんだって分かった。だって一回イってんのにチンコガチガチだし?さっきから腰浮かせてもっと奥に突っ込みたそうにしてるし?
 そう思ったらちょーっと余裕が出てきた。ので、焦らして腰を上げてみた。案の定不思議そうにオレを見るダーリンの赤い顔。荒い息遣いに垂れそうになる涎を舌で掬い上げて顔を近づけた。

「なー、ダーリン。いれたい?」
「は…っ、今更それを言うのか、お前が…!」
「いやー、どうせならさー、『おちんちんけつまんこに入れさせてください』って言ってみてくんね?」
「は?」
「だってダーリンの卑猥な言葉聞いてみたいなー…なんつって」

 あれ、オレってどうやらサドっ気もあったみたい。実際そんな単語を言うダーリンを脳内で思い浮かべてゾクゾクしながら見下ろせば、目を逸らす顔に余計興奮した。

「なー、いいだろ?4ヶ月禁欲頑張ったオレにご褒美ぐらい」

 そういって首にキスすればそのまま頭を肩口に押し付けられた。え、何。地味に痛いんすけど。

「お、俺のお…ちん、ちんをお前の、け、け、つまん…こ、に、いれた…ってお前…!」
「はぁーっ、…いや…っ、ごめ、本当無理。我慢出来な、かっ」

 たまらん。いつもお堅い口調の奴がこんなこと言うとすっごい興奮する。
 オレはダーリンが言い切る前に辛抱できず一気に体重を落としてダーリンのチンコを咥えた。いきなりの圧迫感が苦しくて大きく息を吐いて落ち着かせると、ちょっと痛いが腰を上下に動かしてその大きさを慣れさせるようにゆっくり動いた。
 本当ならローションとか用意しとけば良かったがそんなもんちんたら使ってダーリンに逃げられるのも嫌なので仕方ない。とりあえずヤってしまえばこっちのもんだろうと慣れてきたケツ穴を動かして前立腺に当たるようにこすりつけた。
 あぁ、これこれ。たまんねー、気持ちいい。

「はぁ…っ、あっ、やべ、ちょー気持ちい、」
「お前…っ、もうちょっとゆっくり…」
「無理、わり、本当無理。久々で我慢出来ねー」

 辛そうに目を細めるダーリンにキスして舌を絡ませながら俺は腰を動かし続ける。淫売、なんて蔑まれても仕方ねーなー、と思いながらそれでも舌を返してくれたり腰に手を添えてくれるダーリンに嬉しさを感じながらオレは思わず微笑んだ。

「ちょー、愛してるぜ?」

 そんな俺に眉をしかめて、ダーリンは俺の腰を引き寄せて動き始めた。イきそうになってケツの筋肉に力を入れれば呻く声が聞こえる。

「あー、わりっ先イく…っは、…はぁっ」

 情緒も何もないただ獣同士のようなセックスは俺がイってあっさりと終わった。いや、本当早いしいきなりだし雰囲気もへったくれもないのは分かってるけど本当溜まってたんだってば。だからんな顔すんなよダーリン。
 そう思いつつ腰を上げて中のものを引き抜こうとすれば。

「ひっ、んぁ…っ、ぐ…!…ちょ、委員長!?」
「お前勝手にやることだけやって射精したらはい終わり、なんて言う気じゃないだろうな」

 あ、バレた。ドキっとするオレにダーリンは溜息を吐きながら上半身を上げて腰を掴むと奥まで強く挿入する。

「あぐっ、そ、それちょ、苦し…っ」
「ちゃんと最後まで責任とってもらうぞ」

 なんて、余裕ない顔で言われてノーって言える奴がいたら聞いてみたいっつの。
 結局意外にむっつりだったこいつにひたすらヤり倒されて、オレは暫くセックスはいらねーって思った訳ですよ。
 …まぁ味をしめたダーリンに毎日求められたら答えちゃいますけどね?何てったって初めてのコイビトだし?



end.



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(C)siwasu 2012.03.21


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