ゴリラ受[R18]



ゴリラが痴漢モブレされてる話。快楽堕ちエンド。ウホウホ言ってるけどゴリラはウホなんて鳴かない。



【痴漢 ☆ パニック】

 何故そうなったかは分からない。
 分からないが、ゴリラくんは困っていた。

「ウ、ウホ……」

 通学に使うバスはいつも混雑していて、体の大きいゴリラくんには肩身の狭い空間だ。
 今日もなるべく端に体を寄せて邪魔にならぬよう身を潜めていた。
 街から離れ、山の方に向かうにつれ停留所との間隔も長くなる。人の出入りが少ないのは助かるが、体勢を動かせないのも楽ではなかった。
 ゴリラくんは時間を確認する為頭を下げて時計を見る。まだまだ時間は掛かりそうだ。いつもなら腕すら動かせないほどの混雑ぶりなのだが、今日はまだマシな方だろう。
 景色でも見て時間をつぶそう。
 ゴリラくんが視線を外に向けた時だった。

(ウ、ウホッ)

 突然尻を鷲掴みされるような間隔に思わず肩が跳ねた。
 おそらく自分のポケットでも探ろうとして間違えたのだろう。
 後ろのサラリーマン達はつまらなさそうに携帯を弄っている。
 ゴリラくんは過剰に反応した自分に恥ずかしくなった。
 連日の通勤ラッシュに疲れているのかもしれない。
 俯いて、気を取り直すために息を吐いた時。

「ウホッ」

 また、尻を鷲掴みされた。しかも今度は掴んでいる手が離れることなくゴリラくんの毛深い尻を揉み続けている。
 強弱を付けられた動きは明らかに揶揄する意図を含ませている。ゴリラくんは焦って振り返ろうとしたが、

「おっと、声出すなよ」

 耳元で囁かれた声で首を動かすことは叶わなかった。
 背中に密着しているのは先ほど振り向いた時に見えたサラリーマンの誰かだろう。
 荒い息を吐いて勃起した股間を擦り付けながら、尻を強く揉みしだかれる。

「この制服、 ○△学園の子だろ……いつもいいケツしてると思ってたんだよな」

 どうやら相手はゴリラくんのことを知ってるらしい。
 突然知らない年上の男に股間を擦り付けられ尻を揉まれ、ゴリラくんはどうしていいか分からず助けを求めるように周りを見渡した。
 しかし、ゴリラくんが痴漢にあってることに気付いてるものはいない。いたとしても、まさかゴリラが痴漢にあうことなどないだろうと無視されるに決まっている。

「ン……ウッホ」

 しかもゴリラくんは、十一歳になったばかりだ。性成熟を迎えたばかりで欲望の歯止めなど効くはずもない。
 徐々に毛の中に埋まっていた三センチの陰茎が首をもたげる。
 ゴリラとしては平均的なサイズだが、人間と比べると小さくてコンプレックスを感じていた陰茎にこれほど感謝したことはなかった。これなら相手に感じていることがバレないだろう。

「おい、気持ちいいんだろ」

 しかし、相手はゴリラくんのことなどお見通しのようだった。
 尻を揉んでいた手が離れたかと思えば、チャックに伸びてくる。止める暇もなく手を突っ込まれた先にある陰茎を触れられ、ゴリラくんは身を捩った。

「ウッホッホ…!」
「なんだ、ノーパンじゃねえか」

 とんだ変態さんだな。
 相手に耳元で嘲笑され、ゴリラくんは羞恥のあまり目尻に涙が浮かぶ。
 パンツをはいていないのは、ゴリラくんに合うサイズが売ってないからだ。悪いのは大きいサイズを用意していない人間である。
 何故ゴリラである自分が痴漢にあってるのだろう。考えても答えは出ず、相手の愛撫はどんどんと激しくなってくる。
 いつの間にかバックルを外され下げられたズボンが膝に引っかかっている。
 直接尻を揉まれ、手淫されてゴリラくんは限界だった。

「ウッ、ホ、ンッ!」

 小さく声を上げて、相手の手の中で射精する。あまり量は出ないが、濃い精子に相手から感嘆の声が漏れた。

「バスの中でイくなんて恥ずかしいゴリラだな」
「……ウホ」

 ゴリラくんは何も言えず俯いていると、後ろからカチャカチャと音が鳴った。
 まさか、と振り返れば相手が自身の勃起した太くて長い陰茎を取り出していった。
 尻を揉んでいた指がアナルに伸びる。
 ゴリラくんは焦って逃げようとするが、抵抗する間もなく乱暴に秘部を暴かれて、肩を揺らしながら窓にもたれかかった。

「ウッホ!」

 アナルに入った指は二本に増え、ゴリラくんの内壁を描き回す。そして、ある一点を触れた時ゴリラくんは我慢が出来ず尻を揺らした。

「ウホホッ」
「へっ、ゴリラにも前立腺あるんだな」

 人間だけではなく、霊長類全般の雄に前立腺はある。
 コリコリをしこりを弄られて、ゴリラくんは声を必死に抑えこんだ。

「ウッ、ホッン、ンッ」
「体は正直だな。尻突き出して挿れて欲しそうにしてるぜ」

 相手の言うとおり、ゴリラくんはいつの間にか尻を突き出してまるで強請ってるような体勢になっていた。

「そんなに欲しいならくれてやる」

 相手はそんな突き出たアナルから指を引き抜くと、乱暴に陰茎を挿入する。

「ウッホ!」
「ほら、声抑えないと周りに聞こえるぞ」

 ぐっと奥まで陰茎を挿入されて、尻に金玉が当たる感触を覚える。すぐに始まる小さなピストン運動に、ゴリラくんは手で口をおさえながら必死に声を殺した。

「ンッ、ンッ、ウホンッ」

 陰茎はまた射精したそうにふるふると震えている。
 ぐちゅぐちゅと卑猥な音が聞こえて、ゴリラくんは周りに気付かれていないか怖くなってあたりを見回す。
 すると、一人のサラリーマンと目が合ってドキリとした。慌てて視線を外すが、そこで気付いたたくさんの視線にゴリラくんは顔を上げた。
 いつの間にかこっちを見ているサラリーマンたちが、鼻息荒く自分の陰茎を手淫している。

「ウッホ …… 」
「やっと気付いたのか。こいつらは仲間なんだよ。助けなんか来ないからな」

 痴漢男は、そう言ってゴリラくんの腰を掴むと激しく腰を打ち付ける。体毛がある為肉同士が当たる音はしないものの、ぱちゅんぱちゅんとアナルからいやらしい音が漏れてゴリラくんは身を捩った。

「ウッホ!」

 いつの間にか立ちバックで犯されているが、周りを取り囲んだサラリーマンたちによって他の乗客にゴリラくんは見えていない。
 前立腺を擦られ、我慢できないゴリラくんはまた射精した。

「ウッ、ウッホン! ウッホ、ウホウホ、ウッホ…!」
「尻だけでイったのか?こんな淫乱ゴリラ初めてだ」

 痴漢男はそういうと、自分も射精する為のピストン運動が激しくなってくる。

「おらっ中に出してやるよ淫乱ゴリラ!」
「ホッ、ホッ、ッッッホォ!」

 体の中に痴漢男の精子が注ぎ込まれる。
 その熱さにゴリラくんは気持ちよさのあまり背筋を奮わせた。

「おっと、まだ終わりじゃないぞ」

 手すりにしだれかかるゴリラくんを、男たちは支えて持ち上げると陰茎を突き出した。

「バスが着くまで皆のオチンポ、いっぱい食わせてやるからな」

 興奮した男たちに囲まれて、すっかりアナルセックスの快感を覚えたゴリラくんは小さく頷いた。
 バスが到着するまで、まだ時間はありそうだ。



end.



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(C)siwasu 2012.03.21


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