変態ドM×不良[R18] 変態ドMな攻めに追いかけられるヤンキー受け。コメディでハッピーエンドだけど無理矢理描写あり。企画作品。 【どうしてこうなった】 雲一つない青空。響き渡る野球部の掛け声。人気のない屋上。 「っぐ、ぇ…っ」 「よし、終わった」 唯一残っていた男が前のめりに倒れるのを見て俺は唇の端に滲んだ血を拭った。今日は5人。鉄バットを出された時は危機感を感じたが、人間必死になれば何でも出来るらしい。手にある錆びた鉄のパイプに視線を向けて、一部焼けていないコンクリートの跡を見る。 引っ張れば取れるもんなんだな、とぼんやり思いながら改めて握りなおすと先端で倒れる男たちを押して転がしていく。 「はい、出口はこっちな」 そう屋上の扉を開けて鉄パイプでつつきつつ、たまに動きが弱くなると蹴りつつで扉を出てすぐある階段から男たちを突き落した。悲鳴が聞こえるが頑丈だから死にはしないだろう。 「折角の昼寝を邪魔しやがって…」 最近先輩たちをぶちのめして陣取った屋上は俺のお気に入りだ。サボりとか放課後は大体ここで音楽を聞きながら寝たり携帯を弄ったりして暇を潰している。そんな時間を再開しようと、危ないから端に転がしていたiPodを拾った時だった。 「翔ちゃーん!!何か下に転がってたの、あれ山本たちじゃないのー??」 勢いよく開いた扉から、新たな訪問者が現れた。馴れ馴れしい声と共にウェーブのかかった金髪が風に靡く。現れたのは呑気な顔を見せる巨人だ。とにかくデカい。多分190cmはあるだろう。ちなみに言っとくが俺は翔ちゃんなんて名前じゃない。 「ってあれ?君誰?」 向こうもすぐに気付いて俺の顔を見ると首を傾げてキョトンとした目を向けてきた。そんな可愛い仕草もデカい男がやっているのだから全く萌えない。むしろ寒気がする。 「…頼富慎吾(よりとみしんご)。あんたこそ誰」 「俺は吉岡譲(よしおかゆずる)!ゆずりん、って呼んでね☆ところで翔ちゃんたち知らなーい?」 やけに馴れ馴れしい吉岡はそう名乗ると、間延びした声を上げながら辺りを見回した。もしかしてこいつ…。 「翔ちゃんって向井のこと?」 「そうそう!向井のお家の翔太くん!」 「それならもうここにはいねーよ」 やっぱり。向井は俺が来るまで屋上を陣取ってた不良グループのリーダーだ。俺は警戒心を含めながら、吉岡から距離を取った。 「何で?翔ちゃんたちの溜まり場でしょ、ここ」 「今は俺の昼寝スポット」 答えれば、目を丸くさせて驚く吉岡。 「もしあんたも向井のダチってんならさっきの奴同様…」 ぶっ殺すぞ、そう続けようとした時だった。 「え、あの翔ちゃんをのしたの?やっちゃったの?どんだけ強いの?」 やたら目を輝かせた吉岡が、一気に間合いを詰めて近寄ってきた。だから咄嗟に顔面を殴ってしまった俺は悪くない。 「…っ」 やってからしまった、と思った時にはもう遅い。先に手を出したのは俺の方だ。殴られてよろける吉岡が目を血走らせて腕を振り上げてきた。 「っぐ、」 やはり俺よりもたっぱがあるせいか、力も強い。思わず左腕で受け止めたものの、後方に後ずさってしまう。 さてどうしたものか、と起き上がる相手を睨み付けていると、唇に垂れる鼻血を舐めとりながら吉岡はうっとりとした表情で俺を見つめてきた。…ん、うっとり? 「…いい」 「は?」 「その躊躇ない顔面殴り、翔ちゃんも慣れるまでに時間がかかったのに…」 「へ?」 吉岡はそのまま恍惚とした表情で俺を真っ直ぐ見据えると、またズイ、と大きい図体には相応しくない俊敏な動きで距離を詰めてきた。やっぱり思わず顔面を殴ってしまう。 「っあー…」 どうやら向井の友人ではなさそうだ。ここは俺が謝るべきなのだろうかと悩んでいると、さっきよりも早い立ち上がりを見せる吉岡が俺の両腕をがっしりと掴んでくる。 「ちょっ」 慌てて腕を引くが痣でも出来そうなくらい強い力で全く身動きが取れない。ならば、と足を振り上げれば先手を打たれてはじかれてしまった。バランスを失った俺は受け身がとれないままコンクリートに頭をぶつける。さっきの喧嘩で殴られた後頭部がズキリ、と痛んだ。 「てめ…っ」 腹の上に座られて両腕を取られたまま、俺は上体を起こして吉岡を睨み付ける。喧嘩なら上等だ、やってやるよと思ったが、どうやら相手の様子がおかしい。 「あー悩んだけど帰って来て良かったぁ。こんなにも可愛い子がいたなんて」 そう言いながら俺を舐めるように見定める吉岡の視線に違う意味でぞわり、と背筋が粟立った。何か分からんが怖い。こいつが、怖い。 「離せ…っ」 そう叫んで腕を渾身の力で振りほどくと、吉岡を突き飛ばして今度は俺が馬乗りになった。そして自分の直感が動くままひたすらこいつを殴り続ける。 「ひぐっ、う…っが、あ!ぎもぢい…っ」 「っ、気持ち悪ぃんだよ、オカマ野郎…っ」 だが、どんなに殴っても殴っても吉岡は苦痛に表情を歪めることはなくむしろ嬉しそうに息を荒げながら笑っていた。 こいつ、真性の変態じゃねーか…! 「うっ、ふ、っぐ、が、…っあ!」 俺は少し殴り疲れて一度腕を止めた。殴るほうも意外と体力を消耗するんだ。荒い呼吸を整える為一度冷静になった時だった。 「ん?…げっ、て、てめ、ちんこ勃って…っ」 吉岡は、殴られて勃起していたのだ。腰骨に当たる固い感触に、思わず恐怖を感じて腰を浮かせる。そんな俺の動作を見逃さないと言わんばかりに、ギラリとした目を向けながら吉岡は俺を押し倒した。腰に巻きつく両腕と共に、吉岡は顔を俺の股間に埋める。 「もう終わり?もっと殴ってもいいんだよぉー??」 「へっ変態!やめろ触んなって何して…っ」 そしてそのまま口でズボンのジッパーを下げると、吉岡はボクサーパンツの上から俺のチンコを、咥えた。 「ひ…っ」 どういうことだこれは。顔面血塗れの男が俺のチンコを舐めている。…ってやめろパンツが濡れんだろーが! 下半身をジタバタとさせるががっしりとホールドされていて何も出来ない。ならばと上体を起こして頭部を殴れば「あん、」とこれまた気色の悪い声が上がった。 「やっ、や、やだやだやだやだキモイ!キモイ、死ね、キモイ!!!」 もう半泣き状態の俺はただ無心で暴れまくり吉岡を殴りつける。それでも嬉しそうな声を上げる吉岡は、これまた器用にズボンのボタンまでも外すとパンツを噛んで一気に引きずり、俺のチンコを露出させた。ベルトをつける習慣のない自分をこれほどまでに悔やんだことはない。 「あーすっかり怯えちゃって。玉までちっちゃくなってるじゃん」 「ふっ、う、」 「可愛いなぁ」 半泣きからすっかりガチ泣きになった俺はこするように涙を拭う。それを見て吉岡は唇を一舐めするとすっかり恐怖に小さくなっている俺のチンコを改めて口に含んだ。唾液に濡れた口の中でコロコロと転がされて、先端を吸われる。 「っあ、うあ、あ…っ、や、やめ…っ」 「あ、大きくなってきたね」 悲しきかな、男の性。どんなに気持ち悪くても怖くてもそこを愛撫されればひとたまりもない。吉岡の口の中ですっかり硬さを作った俺のチンコからはカウパー液が漏れていた。 「ん、甘くて美味ひ、」 「ひっ!う、やっ、やだやだ、吸うなぁ…っ」 カリをしごかれて吸われれば今にもやってくる射精感にぞくりと体が熱を持つ。尿道に舌をねじ込まれて我慢できなくなった俺はそのまま吉岡の口の中で射精した。 「はっあ、あ、…っふ」 「ごちそうさま」 語尾にハートが付きそうなぐらい甘い声が頭上から落ちてくる。いつの間にか吉岡の両腕は俺の腰から太ももの方に移動していた。 ズボンを膝下までずり下げられると、下半身を大きく抱えあげられその間から顔を覗かせた吉岡は、そのまままた俺のチンコ…ではなくケツの方に顔を…って。 「ぎゃっ、そ、それだけはやだ!勘弁しろ、マジで、おい…!」 「据え膳食わぬは男の恥ってね!」 「据え膳じゃねーよ!マジでやめろぶっ殺すぞ…!」 「うん、ぶっ殺して、ダーリン」 「もうやだこの変態!」 ズボンが中途半端な位置で残ってるから足を動かそうにもただみのむしのようにもぞもぞと揺れるだけだ。殴っても無駄、罵っても無駄。ならばせめてもの抵抗にと髪を思いっきり引っ張ってぶち抜いてやれば痛い、という言葉と共に恍惚な表情を向けられた。右手に何十本の金色の束を掴みながら俺は唖然と口を開く。抜いた髪の根本からじんわりと金に混ざるように赤が見えた。 「大丈夫、俺、痛いことされるの好きだけど痛いことするのはあんまり趣味じゃないから」 「んなもんぜってー痛いに決まってんだろクソが!」 「とりあえず何事も経験からってね!」 「んな経験いらね…っあ、うあ…っ」 必死で足掻くも抵抗する手段がもうない。焦る俺に話は終わりだと言わんばかりに吉岡はケツに顔を近付けると、そのまま舌を穴に差し込んできた。 「ひっ、気持ちわり…っぃ」 「ふっ、じゅっ、ぷは、」 じゅぷじゅぷと唾液の混ざった音が下の方から聞こえてくる。湿って柔らかい舌が俺の穴の中で執拗に動くのを感じながら、それでも俺は抵抗をやめなかった。 「じゃあまずは一本目ー」 「うあっ!?」 が、どうにも吉岡には通用せず。楽しそうな声と共に指が一本、穴の中に差し込まれた。 「いやー素質あると思うよ。どんどん呑みこんでいくー。あ、今二本目ね」 「もっ、やだ…っ」 人生でこんなに泣いたことがあるだろうか。いや、ない。そう思えるぐらいにみっともなく泣き叫ぶ俺は、吉岡の三本目の指も難なく受け入れて痙攣した。 「本当は4本ぐらいで慣らしたかったんだけどあんまり焦らすのも可哀想だからやめとくね?」 「ひっ、う、」 すっかり吉岡に怯えて泣く姿はまるで子供のようだ。そんな俺の頭をよしよし、と撫でながら吉岡は自分のズボンを寛げてさっきからずっと勃起したままのチンコを引っ張り出した。 「ひっ、気持ち悪ぃっ!近寄んなっ!死ね!」 そのグロテスクな光景に俺は思わず後ずさる。逃がさないとばかりに吉岡に左足を掴まれたが、右足で躊躇なくその露わになったデカいチンコを蹴りつけた。 「ひぐぅっ!」 流石に男の急所はやりすぎたか、いやでも自分の貞操を守るためだ。俺はその痛みを想像してぶるり、と震えながら立ち上がろうと一度うつ伏せになるが、両足を引っ張られてコンクリートの上に這いつくばった。 後ろを見れば、俺のケツをがっしりと掴む吉岡の姿。 「う、ふふふふー。駄目でしょ慎吾くん、思わずイっちゃうとこだったよ?」 「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…!!!!」 ちゃんと中で出してあげるから、ね?と笑顔で言いながら穴にチンコを押し当てる吉岡。どうしてこうなった。俺は穴に入ってくるチンコを受け入れながら、叫んだ。 「いやだあぁぁぁぁぁっ、あっ、あ、あ、でか、苦し…っ」 「やっぱり、素質ある、よっ。俺のおちんちん切れずに入る奴、なかなかいないんだからっ」 「そんな素質いらな…っあ、うあっ、やめろ、擦んなっ!」 すっかり吉岡のチンコに慣れた俺の穴は、抜き差しを繰り返す内にきゅうきゅうと収縮を繰り返すようになった。それが嬉しいのか吉岡は煽るように力強く腰を打ち付けてくる。バックの体制だから見えない分やたら音が耳について気持ち悪い。 「ほら慎吾くん聞こえる?パンパンっていい音。お尻、柔らかいけど引き締まってるねぇ…でも中は凄いひくひくしてる…ふふっ。じゅぽじゅぽ慎吾くんの穴から俺のチンコが出たり入ったりー」 「擬音語使っていちいち実況すんじゃねーよっ、ひぐっ、あ、あ、もう勘弁して…っ」 「ん、俺ももう限界かもっ!出すね、慎吾くんの中にっ、出すからねっ!」 「ちょっ、あっ、あ、やめ、変態…っ!」 「こんな変態の、俺の種が慎吾くんの中に…っ」 「やっ、や…っ!」 聞こえる筈もないのにびゅるりと中に射精されたような音がして、俺は同時に感じる違和感に肩を震わせた。チンコが抜かれた穴は元の大きさを思い出せないのかひくひくと痙攣している。 俺はそのまま床に倒れこんで頬に当たるコンクリートの冷たさに浮かされていた熱と呼吸を整えていった。 だがそんな俺の肩を吉岡はぐい、と引っ張って仰向けにさせると、荒い息を繰り返す俺の頭を跨ぎ口の中にチンコをねじ込んでくる。 「ふぐっ!?ん、ふっ、」 「そうそう慎吾くん、そのまま舌出してー」 俗に言うイラマチオを強要された俺は、息の出来ない苦しさからふごふごとみっともない声が漏れた。苦しさに乾いた涙がまた滲んできた所で口からチンコが抜け、代わりに足を持ち上げられる。 「えっ、な、なん…っ」 「あれで終わる訳ないでしょ?ほら、俺達って相性いいみたいだし」 そう笑いながら俺の両膝を胸元まで押し付けると、くっついた両足が離れないようにぐ、と手で縛りつけてまたケツ穴にチンコを突っ込んでくる。さっきよりも感じる圧迫感に俺は両足を掴む吉岡の手を思い切り引っ掻いた。 「あっ、いい…っ」 「ひん…っ」 ら、チンコが膨張して余計に苦しくなった。 「出した精子のおかげでさっきより滑りがいいね」 「あっ、あ、んあ…っ、し、ねっ」 まるで赤ん坊がオムツを替える時のような体制に加えて舐め回すように俺を見る吉岡の顔が嫌というほど視界に入るので恥ずかしい。 涙でぐしょぐしょな顔の俺、殴られて血塗れな顔の吉岡。異様な光景の中行われた行為は、俺のケツから精子が溢れ出すまで続いた。 「慎吾くぅーん!!」 「ひっ!寄るな変態っ、キモイ!」 「あっ、もっと蹴ってふぐぅっ、ひぎっ、が…っ」 「あぁだから何でそれでちんこ勃つんだお前は…!」 あれからトラウマになった為二度と屋上に行きたくないと、お気に入りの場所は渋々先輩方に返した。案外あっさり許してもらえたので拍子抜けしていたのだが、どうやら理由は吉岡の件らしい。 向井もあいつに付きまとわれて迷惑していたが、今は俺に矛先が向いたので逆に同情してくれているようだ。ちなみに吉岡は最終的にブチ切れた向井に屋上から投げられ2週間程入院してたとか。…よく生きてたなあいつ。 「あんな奴だけど本当に好きな奴以外手は出してこないから」という言葉には思わず口の端が引き攣った。不本意ながら俺はその「本当に好きな奴」に選ばれたみたいだ。 今日も元気に勃起しながら俺を追いかけ回す変態を見ながら、変態にも殺虫剤って意味あるのかなと先輩から渡されたポケットサイズのスプレーを握りしめた。 吹きかけたら目がぁっ!!と言いながら蹲ったからちょっとは効果があるらしい。 …すぐに射精しながら復活したけど。キモイ。 end. >> index (C)siwasu 2012.03.21 |