BBT脳内リプレイ

ミドルフェイズ1




――ミドルフェイズ
 シーン6>凉在 叉貴斗


GM:シーンプレイヤーは叉貴斗さん。キャスさんも自動で登場して下さい。彼方さんは…べつに高校生じゃないからなぁ。
大悟:俺様はいいのか?
GM:いいですよ、出てくる時はタイミングに合わせて宣言してくださいね。
大悟:あいよ。
彼方:じゃあ出てもいいんだ?
GM:本来なら学校にいる時間ですからね。彼方さんの場合はいいでしょう、同じく好きなタイミングでどうぞ。では進めます。
凪深、入り組んだ路地の一角にある雑居ビル。その入り口には立ち入り禁止のテープが張り巡らされており、所轄の警察官が数人立っています。テープの前には目立つ金髪美形のフランス人青年がいますね、この人がミハエル・シュナイビートだと叉貴斗さんは分かっていいです。基本この人は特務課とは別に仕事を持ってまして、そっちで有名ですので認知度は高いです。が、知っているかどうかはお任せします。
叉貴斗:では彼に呼ばれた形で行こう。すまないミハエル、待たせたか。(いっコロ)人間性は−3だな。
キャス:あ、じゃあ道中で会ったことにしていいか?
叉貴斗:こちらは構わないぞ。
キャス:サンキュー(いっコロ)6か。
GM:ミハエルは「いや気にすることはない。こちらも急な呼び出しで済まなかった」とキャスを見て「こちらは? 君の知人か?」
叉貴斗:そっちの事情は聞いてるってことでいいか?
キャス:あぁ、話して協力することにしたでいいんじゃないか?
叉貴斗:それでいこうか。彼も僕が受けた事件の関係者でね、お互いに協力しあおうとなったんだ。
GM/ミハエル:「そうか、確かに出来るだけなら単独行動は控えた方が良さそうだぞ。考えていた以上に随分と凶暴な連中のようだしな。ミハエル・シュナイビートだ、よろしく頼む」
キャス:キャスバルド・フォーセンテスだ。こちらこそよろしく頼むぜ、色男さん。
大悟:ンならそこで登場するわ。(いっコロ)1か。…なぁGM、ここにクライザード出してくれると絡みやすいンだが。
GM:あぁ、そうですね。どちらにせよ、来てると思いますよ。ではビルから血まみれになった茶髪のアメリカ人がやれやれと言った様子で出てきます。「いやー…参ったねぇ」話しているのは流暢な日本語です。「どうよミハエル、お客さんは来たか?」「あぁ、たった今来た所だ。更なる協力者を連れてな」
大悟:じゃあ、この辺りで事件があったってメンバーから聞いて行ったことにしとくぜ。おい彼方、折角だから一緒に行こうや。
彼方:助かった、俺は特務課とは何も接点がないから…(いっコロ)3か。
大悟:つー訳で彼方と一緒にそっちの方へ行くわ。もちろん、俺様の事情は道中で話してるぞ。…この辺りなはずなンだがよ。
彼方:こちらの事情も話す。明らかに同じ連中だと分かる二人だしな。なぁ、あそこに警察とテープが見えるぞ。あのビルじゃないか?
GM:めざといクライザードさんは、こちらに来る大悟さん達を見つけ「あ、ごめんね? ちょっと通してくれる? 血、ついちゃうから」と叉貴斗さん達に言っておりますが。
キャス:むしろ格好はそのままでいいのか?(笑) どくけど。
叉貴斗:どかない理由がない。どうぞ(笑)
GM:クライザードは「どうせ中に入ったらまた汚れるし、着替えは持ってきてもらってるから平気平気」と大悟さんに手を振ります。「やっほー、大悟」
大悟:うげ、アンタなんつー格好してンだよ。
彼方:流石の俺も引くぞ(笑)
GM/クライザード:「いやぁ、これも仕事だから。お前こそ珍しいな、偶然じゃなさそうだし」
大悟:まぁな。うちのメンバーがレッドデッドってふざけたカラーギャングに襲われたんでな、礼をしようと思ってよ。
GM/クライザード:「それは報告にないな、いつ頃だ?」わずかに顔つきが真剣になります。「報告しないってことは死人は出なかったと見て良さそうか?」
大悟:あー…昨日の夜、で大丈夫か? GM。
GM:いいですよ。
大悟:運が悪ぃことにメンバー全員がいるタイミングでよ、だが死人は出てねぇ。逃がしちまったがな。
GM/クライザード:「そりゃ良かった、が…一応被害届出しておけよ」
大悟:あいつら魔物だぞ、届け出してどうこうなんのかよ。
GM/クライザード:「…まぁな? その為の特務課なんだよ、大悟くん。とにかく話を聞きに行くと思うから」と苦笑いし、「そちらの少年は? 大悟のメンバーの一人?」
彼方:いや…違う。大悟とは何度か魔物絡みの件で世話になったんだ。道常彼方だ。
GM/クライザード:「どうも、警察庁特務課のリーダーやってるクライザードだ。んん、って事は同類さんだな」
彼方:同類…? 半魔ってことか? とりあえず少し考えてから頷く。出来るだけなら元の姿は知られたくけど、否定出来ないしな。
GM/クライザード:「よし、丁度喉から手が出るくらい人手が欲しかったんだわ。おいで」とこれで4人合流ですね。
キャス:…お、久しぶりだな。お前ら。
叉貴斗:随分と縁があるようだな、僕達は。
大悟:どうやらそうらしいな。今度はレッドデッド繋がりか。
彼方:でも知ってるメンツなら動きやすいかな。個人的に。
GM:「…クライザード、どうなった?」「ん? 協力者追加よ」「そうか、幸運だな」と向こうはそれだけの言葉を交わして意図が伝わったようですね。
彼方:すげぇ。
GM/ミハエル:「では4人だな、ついてきてくれ」先行しているクライザードの後を追い、テープの前に立つ警察官が二人に一礼して通してくれます。協力者がいると伝えてあったのか、皆さんにも一礼してくれますよ。ビルの入り口まで行くとクライザードが手で制します。「ちょい待ち、俺みたくなりたいなら話は別だけど」
叉貴斗:うん? それは身体に血を浴びる程、中がひどいのか?
GM/クライザード:「酷いのは1階だけだな、あとは窓側の空間が床一面血みどろだ」と肩を竦め、ビルの赤いドアを開けて中を見せてくれます。
キャス:赤いドア…って、元からその色か?
GM:いえ、液体状のものが垂れてますね。
彼方:えぐい…。
GM/ミハエル:「…という訳でこのビルでの被害者は12人、夜間ということもあってか住人は少なかったらしい。赤い服を着たギャングらしき男を近くで見たという証言もあるが、足取りは追えていない」
叉貴斗:そちらでもか?
大悟:俺様も見つけた時に追いかけたが、それまで姿を確認できていたのに道の角を曲がった瞬間、まるで消えたみてぇに連中いなくなったぞ。
GM/クライザード:「あー…確か報告にもそんな内容があったな」パタンとドアを閉めたクライザードが口を開きますね。ミハエルも頷きます。「あぁ、まるで空に飛んだか地中に潜ったかのように足取りが消えてしまう…という旨がある。互いの特徴の一致から見ても、同じ犯人の犯行と見ていいだろう」
彼方:俺も実際に遭遇しましたよ、知人が襲われてたんで…。
GM/クライザード:「その知り合いは大丈夫だったか?」
彼方:食事にされる前だったんで、怪我は特になかったみたいです。大悟さんと情報を交換して同じ相手だって分かりました。
大悟:あとは魔物としての姿も見てるらしいな。
キャス:そいつら吸血鬼だろ?
叉貴斗:おや、知っているのか?
キャス:知り合いの死に目にあってな。吸血された跡が見受けられた、そんな事をする心当たりが吸血鬼くらいしかいない。
GM/ミハエル:「…その知人の名は?」
キャス:黒沢、40代後半のおっさんだ。
GM/ミハエル:ミハエルは携帯機…おそらくiP○dのようなものを懐から取り出して確認しています。「…うむ、黒沢健悟氏かな。確かに被害者の中に特徴に当てはまる者がいるな。死因は出血多量…」キャスさんは警察が来た時もその場にいました?
キャス:いただろうな。隠れる必要もねぇし、状況も説明したぜ。その時は普通の警官だったのか?
GM:そうですね、特務課直通の電話番号もありますが今回は普通に電話をかけたということで。「この者は失血が多かったが多少は吸われているようだ」
大悟:少ししか見てねぇが、ある程度の統制は取れてるみてぇだ。ふざけた連中だがな。
叉貴斗:だが好き勝手に暴れ回っている訳か。それが目的なのか、それとも別にあるのやら…。
GM/ミハエル:「そちらはそちらで調査を続けてもらっても構わない、分かった情報を伝えることは出来るが応援には行けぬことは容赦してくれ」…さて、皆さんが特にやりたいことがなければシーンを終了しますが、どうします?
彼方:レッドデッドに襲われた七海を署に連れて行かないといけないけどシーン変わるよな?
GM:そうですね、違うシーンでやりますよ。
彼方:じゃあ連れてきた方がいいか聞いてみよう。
キャス:お前は初めからいた訳じゃねぇし…彼女しか知らないこともあるだろうし。覚えてりゃの話だが。
GM/クライザード:クライザードは少し考えてから「彼方くん、だっけ。君が彼女からその状況を聞いていないなら、一緒に連れてきてもらえると助かるな」と答えてくれます。
彼方:…まぁ、聞いてないと思う。俺も自分の正体見られたし分かられたしで正直動揺してたし(笑)
GM/クライザード:「窓口で君の名前と特務課の名前を出してくれれば話が通るようにしておくよ」だそうです。
彼方:ありがとうございます。後で一緒に行きたいと思います。
GM:後はいませんか? では一度シーンを切りますが、絆の取得などはありますか?
叉貴斗:おぉ、ではクライザードに信頼を取る。やることが出来たが今は他のメンバーの絆を取得してからにしよう。
キャス:うーん、ミハエルはビジネス、クライザードには恐怖で取るわ。仕方なかったとは言え血まみれは衝撃が強すぎる(笑)
彼方:ミハエルさん、クライザードさんに信頼で取るよ。驚きはしたけど対応はきちんとしてくれたし。
大悟:ミハエルにビジネスで取っておくわ、クライザードよりは穏やかそうには見えるんだが堅物みてぇだしよ。
GM:分かりました、では叉貴斗さんどうぞ。
叉貴斗:では。情報交換を終えた辺りで彼方くんに声を掛けよう。なぁ彼方くん、これからその七海くんとはいつ会うのだろうか?
彼方:え? 多分学校が終わってからになるから…夕方頃? GM、俺…七海の番号知ってていいのかな? アドレスでもいいんだけど。
GM:いいんじゃないですか? それだけ話が合うってことで。
彼方:分かった。詳しいことは聞いてみないと分からないかも。なんで?
叉貴斗:いや、僕も話の場に立ち会って話を聞いておきたいと思ってね? 彼女の心労を察すれば人が多い方が安心するだろうかと思案する訳だ、そして僕自身彼女に興味があるんだ。と目をキラキラさせる。
大悟:…あぁ…、俺様はコイツのこの傾向を知ってるぞ…(笑) 始まりやがった、とウザそうにしてよう。
キャス:あぁ、いつものヤツが始まったのか(笑)
彼方:そ、それはいいけど…七海にメールする。変な奴等に襲われたことで話があるんだけど、学校は何時くらいに終わる?…って顔文字とか一切入ってないシンプルな内容で送る。
大悟:…俺様ですら絵文字くらい使うぞ…?
キャス:つーか今ならL○NEとかあるだろ。スマホじゃねぇの?
彼方:いや、ガラケー(きっぱり)
叉貴斗:なん、だと…!? ガラケーが作られなくなると世では決まったというのに!
彼方:マジで? って今のところ不便さは感じないし、いいかなって。向こうから返事が来たら連絡するけど、それでいい?
叉貴斗:ああ、勿論。それまでは僕も別に調査を進めていよう。…と言う訳でGM、「エゴ:人間に干渉したい」で罪を獲得したいのだが。
GM:分かりました、罪を獲得してくださいな。
叉貴斗:ありがとう、頂いた。
GM:他にある人はいますか?
彼方:俺もクライザードに同類かと言われた時の反応で「エゴ:正体を知られたくない」の罪が欲しい。
GM:はい、あると思ってました。どうぞ、頂いて下さい。二人は良いですか?
大悟:まだいいかな、と。表現はしやすいエゴだしよ。
キャス:オレ様もいいかなー。もう少しで第一変異するし、まだきちんと自己意識が出来てるってことで。
GM:オッケーです。


――シーン7
 シーンプレイヤー 道常 彼方


GM:シーン7、プレイヤーは彼方さんです。描写しますので登場するかは皆さんにお任せします。
彼方:じゃあ先に人間性を…(いっコロ)5だな。もう少しで第一変異が見えてきた。
GM:分かりました。その後七海からのメールの返信があり、空がうっすらと暗くなりかけた頃彼女と学校の門前で再会した所です。
彼方:なんだか急に悪かったな、押し掛けた形になってしまって。
GM/七海:「ううん、驚いたけど大丈夫」と急いで来たのか、息が荒いですね。
彼方:落ち着いたら歩きながら話すぞ。お前があの変な奴等に襲われたの、ニュースでも騒がれてる事件と同一犯みたいでな。
GM/七海:「…えっ、事件って凪深周辺で起きてるあの事件のこと?」何せ詳細は報道されていない為、自分のことと繋がらなかった様子ですね。
彼方:まぁな、怖かったと思うし仕方ない。…でな、一応警察に届けを出した方が良いと思って。
GM/七海:「でも…警察の人で敵うのかな…? すごい力だったから…」目の当たりにしているからか、七海は不安そうですね。
彼方:そんな七海を見ながら言うぞ。俺も最近知ったんだけどさ、ああいう奴等専門の部署があるんだって。だからそこに被害届けを出しに行くつもり。
GM/七海:「え、そんな部署あるの?」当然ながら七海は驚いてますね。「そういう事なら彼方さんについていく。でも…その前に聞いてもいいかな?」
彼方:ありがとう、聞きたい事って? …あの叉貴斗さん? まだ来ないの?(汗)
外の叉貴斗:いやいや、きっと僕とは署の前で待ち合わせしているのだろう。それなのに行ける訳がないっ! 進めてくれたまえ!
外のキャス:…良い性格してるよな、この宇宙人(笑) あ、オレ様は行かねぇよ? 二人っきりにしてやるよ。
外の大悟:エリナの奴に話をしに行ってるだろうからな。俺様も無理だ。
彼方:うわぁ、皆が空気読んでくれてるなぁ(棒読み) とりあえず七海をちらと見るけど。
GM/七海:七海は彼方さんの方をじっと見てますよ。「私を襲った人達や彼方さんの力ってなんなの? ずっと…気になってて」
彼方:…信じられない話かもしれないけど、大丈夫か?
GM/七海:「…うん、いきなりは理解できないかもしれないけど、どんな状況に置かれているのか、きちんと知りたいから」不安そうな表情を一瞬見せましたが、まっすぐな気持ちを感じ取れますよ。
彼方:……うーん。どこから説明すればいいのやら…。俺はそもそも説明は得意じゃないんだよなぁ。
外の叉貴斗:頑張りたまえ彼方くん! 君なら出来る!
彼方:他人事だと思って…!(笑) よし決めた。・・・七海。この道中で話す内容じゃないから、警察署についてから話すよ。それでもいいか?
GM/七海:「うん、ありがとう彼方さん」ではこのシーンのまま、警察署前についたことにしましょう。
叉貴斗:おっと登場するぞ(いっコロ)1……、いかん。人間性が減らない! って条件付きのアーツは取っていないんだがな。
外の大悟:俺様も減ってねぇな、第一変異すら見えねぇってどういうことだよ(笑)
叉貴斗:全くだ(笑) では警察署前には先に着いていたことにしよう。やぁ彼方くん、…隣にいるのが噂の彼女かな?
GM/七海:そこは誤解しとく所かしら(笑)「か、彼女!?」
外のキャス:なんてベタな(笑)
彼方:俺は本来の意図が伝わってるんだけど(笑) あぁ、はい。…七海、この人は凉在叉貴斗さん。今回の事件を調べてる人で俺も世話になってる。・・・あれ、七海?(笑)
GM/七海:「ううんっ、何でもないよ!?(笑) えっと、この人が警察の…? あ、あなた…小物屋のお兄さんですよね? 初めまして、水野七海と言います。何度かお店に行ったことあるんですよ」ほら、と鞄についてるアクセサリーを見せてくれます。確かに叉貴斗さんのお店で扱ってるものですよ。
叉貴斗:おや本当だ。これは嬉しいな、ありがとう。僕は凉在叉貴斗、よろしく七海くん。
GM/七海:「…でも何でお店の人が事件を調べてるの?」と不思議そうですね。
叉貴斗:…あぁ、まだ説明はしていないのか。
彼方:流石に道すがら説明出来るものでもないんで、特務課に行ってからの方がいいんじゃないかと。
叉貴斗:それもそうか。七海くんも色々と気になるだろうし、早速向かうとするかね。
GM:では受付に場所を案内されて特務課のオフィスにやって来ました。迎えてくれたのは優しい顔立ちをした黒髪の美人ですね、「お待ちしてました、さぁこちらへどうぞ。お座りになってください」
叉貴斗:特務課にいる、ということは彼女も半魔か。薦められた場所に腰を下ろそう。
彼方:あの…七海が話をする前に、まずは説明をしてあげたいんですけど構わないですか?
GM:黒髪の女性−レウィスは「えぇ、構いませんよ」と笑顔で答えてくれますよ。全員に飲み物を出してくれますね。

※レウィス
特務課唯一の女性。長い黒髪に清楚な美人。個性が強い特務課の中でも良識派である。
真面目な女性だがあまりにも目につくモラルのない人物には怒ることもしばしば。
戦闘は不得意でサポートを主にする。

彼方:飲み物を貰ってから、それを両手に納めて…俺、説明苦手だから気になることがあったら言って。と皆に前置きする。
外のキャス:予防線を張ったな(笑)
外の大悟:困ったら叉貴斗に任せとけ、勝手に喋るだろ(笑)
叉貴斗:大丈夫、ペラペラ話すぞ(笑)
彼方:ダメなら任せる(笑) 回りくどい言い方はしない、この世界には人間以外に魔物という生き物がいるんだ。
GM/七海:「魔物…?」不思議そうに首を傾げてますね。
彼方:魔物って呼び方は大きく引っくるめた言い方だけど、色んな種族がいる。そういった連中の中には人間の暮らしや人間が好きで、本当の自分を隠して日々を過ごしている奴等がいて…そいつらは半魔と呼ばれている。
GM/七海:「彼方さんは半魔で…私を襲った人達は魔物、でいいの?」
彼方:あぁ、そういうことになるかな。
叉貴斗:一応補足させてもらうと人間から半魔になったパターンも存在するよ。分かりやすく言うと超能力者、魔術師などがそうだね。
GM/七海:「え、魔術師だなんてゲームみたいな人がいるんですか?」
彼方:普通にいるよ、目立つようにしていないだけで。本当なら人間達に分かられないようにこういった…とアレナ展開をする。アレナという結界を使って、この中にいる人間は入ってる間、記憶がなくなるはずなんだけど…。
叉貴斗:中にはアレナの中にいても動ける人間がいる、七海くん。君もその一人だろう。
GM:七海はキョロキョロと周りを見て、手を動かしてから「本当だ、…私も半魔なの?」
彼方:いや、七海はきっとノウンマンだ。半魔や魔物を認識出来る人間。ノウンマンはアレナの中でも記憶を失うことはない。
GM/レウィス:「記憶を失ってしまう方はアンノウンマンと呼ばれているんですよ」とフォローすると、七海は少し考えているみたいですね。
彼方:アレナは解くぞ。七海、大丈夫か?
GM/七海:「うん…情報を整理するので精一杯で…、でもなんとか。じゃあ今回の私が襲われたのは魔物が起こしたことで、特務課…の人達は魔物をなんとか出来る人達なのよね?」とゆっくり確認するように七海は喋っていますね。レウィスがそれに頷きます。「はい、そうです。ですが私達は人数が多くない部署なので、こうして外部の協力者を頼むことが多いんです」と叉貴斗さんを指します。七海は「凉在さんも半魔、なんですか?」と聞きますよ。
叉貴斗:そうだね、僕は半魔だ。元は地球にやって来た宇宙人…と言えばいいかな。
彼方:言うとは思わなかった(笑)
外のキャス:お前、ちょっと楽しいだろ?
叉貴斗:楽しい(笑) 迷い子に道を示すのも僕の役目だ。
GM/七海:「宇宙人…! じゃあ、イカとかタコが本当の姿なんですか?」ちょっと食いついた(笑)
叉貴斗:確かにそういう姿の宇宙人もいるが…僕は違うかな。それより今まで大人しい子だったのに何故いきなり食いつきが良くなったんだ彼女(笑)
GM:魔物という異質な中ではわりと身近でしょう、宇宙人って。UFOなんかもありますし。悪魔とか天使とかは空想の存在のイメージが強いかもしれませんが。
彼方:言われると…そうか。そうだよな。
外の大悟:そういや叉貴斗、お前元はどんな宇宙人なんだよ。
叉貴斗:うん? 僕は元から人に近い姿をしているよ、いわば元の僕がサイバースーツを着ているような風貌。だから違いは耳が尖るくらいかな。
外の大悟:なんだ、つまんねぇ。
叉貴斗:いやいや、8人中2人エトランゼがいて片方の宇宙人レベルが高いから。僕は大人しめにしたんだよ。
外のキャス:あそこは宇宙人っつーか、クトゥルフ生物になりつつあるが…(笑)
彼方:あれ、確かクトゥルフも出来るんじゃなかったっけ?
GM:ありますね、サプリメントに入ってたかどうかは定かではないですけどね。
叉貴斗:それにこちらで元の姿を見せることはないよ。正義を執行する時はギ○バンチックなアーマーに身を包むから。
外のキャス:イメージギャ○ンだったのか!
外の大悟:魔獣の姿をしてる時のこの正反対っぷりはすげぇな、俺様ら。
彼方:見た目だけなら悪2、善1、不明1だな。
叉貴斗:彼方くんも悪寄りな気がするな(笑)
彼方:否定はしない(笑)
GM/七海:「そうなんですか…」と七海は少し残念そうな表情を浮かべてますね。「あの、彼方さんは? 聞いても平気、かな?」
彼方:俺は元は天使だよ、魔物を研究する機関に捕まって“あの”歪な姿になったんだ。
GM/七海:「だから…あの時悲しそうな顔をしてたの? 私に見られた時」
彼方:今の姿になってから純粋な人間で親しくなったのは七海が最初だったから、名前を呼ばれた時は正直怖かったよ。
GM:「そうだったんだね、なんだかごめんなさい。怖がらせてたなんて知らなかった」素直に七海は頭を下げますよ。「今、色々と話してもらって魔物の力の強さも彼方さんが人の暮らしを大事に思いながらも、危険を犯してまで私を助けてくれたこと…それがどれだけ勇気があることなのか、少し分かった気がするの。話してくれてありがとう、凉在さんもレウィスさんもありがとうございます」
叉貴斗:僕は何も。気にしなくてもいいさ。
GM/レウィス:「私もです、むしろ私の仕事はこれからですからね。では当時の状況をお聞きしてもいいですか?」…とここでシーンを切りますが、したいことはありますか?
彼方:絆は…もういっぱいだな。俺はないや。
叉貴斗:…ん、僕は水野七海に興味で取ろう。これでもう取れないな。
GM:待機組はどうですか?
外の大悟:再生薬を買うかどうするか、だな。
外のキャス:これから情報収集だろうからもう少し待つわ。
外の大悟:んだな、こっちもなしだ。
GM:分かりました。


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